私はギター弾きであり歌うたいだ。
そして作曲家であり作家でもある。
聞けば単なる欲張りな人のように感じるかもしれない。
しかしながら、私にとってはどれも体の一部のような習慣であり、それら全てに手を抜いた日はない。
とは言っても、才能という面で考えれば「歌うこと」と「文字を綴ること」が幼い頃から際立っていたかもしれない。
まだとても小さな頃。
みんなには見えないだろう存在や、聞こえないだろう音を私は耳にしていた。
特に怖くは無かったし、私の前に現れるのは、チョコンとした小さな妖精や精霊たちばかりだったから、むしろ可愛らしく思っていたのだ。
それよりも不思議だったのは私が大きな口を開け、歌を歌う。
あるいは文章を書き始めると、沢山の大人たちが一瞬にして私を取り囲み、辺りが急に騒がしくなることだった。
そうして誰もが、今にも首が伸びそうな勢いで、私に近づいてきて、こう聞くのだ。
「お嬢ちゃん。どこから声を出しているの?」
「お姉ちゃん。どうやって歌っているんだい?」
「そのお話は、どこから湧いてきたの?」
もう幾余年の月を数えるが、幾年の時を数えても未だ、その答えは私にも分からない。
ただ
私が歌うと人は笑顔になる。
私が書くと誰かの幸せな心に触れることができる。
それだけは、
幼き私にも理解できたことだった。
【あぁ。わたしは、きっと。
まほうつかいなんだろう。】
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