物好きにもほどがある?・・・・・晴れていなくてもお花見 | キャンディBBの日記

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いわゆる団塊世代。3人の子供たちは独立し現在は夫と二人暮らし。

健康寿命を延ばすべく、あれこれ努力する中で、文章を綴る作業は、

ボケ防止に効果があるのではと勝手に信じて、

日々心に感じたことなどを綴っております

金曜日の今日、曇り空ではありましたが、今年最後のお花見にするつもりで、温かい飲み物と冷たい飲み物、おにぎりと大福をリュックに入れて用意万端、玄関のドアを開けたと思ってください。すると・・・・

屋内にいる時には全く気が付かなかったんですが、雨!だったんです。
普通、ここで「今日の外出は中止にしようじゃないか」となりますよね。
でも、雨は傘を差そうか差すまいか迷う程度の降り方で、わたし達は「春雨じゃ濡れて参ろう」と花見を決行。

往きは、市役所からコミュニティバスを利用して綾南(りょうなん)公園を目指しました。
コミュニティバスとは、そういったものなのでしょうが、分かりやすい一般の大通りを走らずに、訪れたこともない町の住宅地の路地から路地を走り抜けるので「多分、ここが一番近いだろう」と見当をつけたバス停で降りてからはほぼ迷子状態。
たまたま見かけた親切な町人に道を教えてもらい、無事に目的地に到着しました。

バスを降りても、まだ雨は降り続いていて「さすがにこんな日に花見をするような物好きはいないよね」と大きな声で話しながら、公園に入っていくと、わたしたち以外にも物好きはおりまして、雨のかからない東屋で楽し気に宴の真っ最中。

 

綾南公園の桜、奥に見えるのはキツツキの森(4月12日撮影)

 

「花はこの前の春の嵐で散ってしまったに違いない」と期待せずに出かけた綾南公園の桜は、意に反してとても素晴らしかったんです。目を凝らさないと分からない程度の雨の中の桜は、石川県の兼六園を髣髴とするような侘びさびの世界で、雨をものともせずに出かけてきて良かったと思いました。負け惜しみではなく。



 

宴をしている団体さんとは離れた小さな東屋で、あちらこちらから聞こえてくる鶯の「ホーホケキョ」に耳を傾けながら、わたし達は持参したおにぎりをもぐもぐ、ささやかな宴。

昼過ぎには雨も上がり「実に良いものを見られた」という満足感とともに、徒歩で帰宅。
この日、歩いた距離はコミュニティバスを利用したものの7.1km、かかった費用はコミュニティバス乗車代の200円(2人分)のみ。これなら年金生活でもやっていけるよ。