In fact, he is a nice fellow.
高校生の頃を思い返した時に
いつもあの人が思い浮かぶ。
彼は、みんなに好かれるタイプじゃなかった。
いわゆる
ちょっとワルで
女クセも悪くて
意地悪なトコもあった。
だけどカッコよくて
スポーツもできて
モテていた。
コロコロ変わる彼女を
私はクラスメイトとして何人も見てきたし
私の友達が泣かされた事もあった。
私も同級生として
6年間近くで接してきて
意地悪されたり悪口言われた事もあったけど
なんとなく見えてきたもの。
それは、本当は優しいってこと。
出会いは最悪。
お互い嫌ってた。
私とのキスを
友達とのカケのネタにされてたこともあった。
からかわれて
バカにされたりもした。
でも
いつかな
流れが変わった。
ある時彼は
「お前、最近すごい可愛くなったよな」
そう言った。
いつも意地悪な彼が
時々囁く甘い言葉にドキドキさせられた。
薄着してた時に、さりげなくジャケットを貸してくれたり
文句言いながらも、頼んだものを取りに行ってくれたり
なんとなく
彼が気になってた。
ある日のクラスの飲み会で
酔っぱらってキスされた。
みんないたのに
何度も私たちはキスしてた。
単なる酔った勢いだったけど
彼はその後も私をおぶって介抱してくれたり
他の男が手を出してくるのを阻止してくれたり
色々優しくしてくれた。
飲み会の後にみんなで移動した公園。
酔い潰れた私は彼と2人きり。
「そんなんじゃ、襲っちゃうよ」
そう言われて
彼ならいいや、って思って
「いいよ」って答えた。
でも彼は
「んなわけないだろ、バカ」って
お水を持ってきて飲ませてくれた。
私の思ってた彼のイメージは
《あわよくば》《据え膳喰わぬは…》ってタイプだと思っていたから、そのギャップにトキめいた。
その日から
彼との距離は近くなったけれど
やっぱり彼はプレイボーイ。
私はいつも2番手。
下級生の彼女がいるくせに
2人きりになれば私にキス。
それ以上を求められて拒否すると
耳元で「俺じゃダメなのかよ」と甘く囁き
「俺と付き合う?」の言葉に「いいよ」って答えたら、「バーカ」で済まされ
一緒にカラオケ行っても
別々に店を出るという卑怯さ。
冗談なのか、なんなのか
分からないけど
たまに見せる優しさが
忘れられない人だった。
付き合うとか
恋愛するとか
そういうタイプの人じゃない。
遊ぶだけの人。
分かってたけど
彼はそれでも
根は優しい人に思えた。
ホームルームが終わって
非常階段ですれ違いざまに
頭をポンポンってされて
そのまま会話もなく通り過ぎてった。
なんだかいつも
初恋みたいなドキドキをくれた人だった。
卒業後も
何度か会った。
会うたび私たちは友達以上な雰囲気もあった。
またそんな関係になりそうになったけど
私が拒んだら、もうそれきり。
彼の自転車の後ろに乗ったり
彼の助手席に乗って
家まで送ってもらったりもした。
彼が紹介してくれたバイトを
一緒にしたこともあった。
彼が私の友達と付き合いはじめて
酷い振り方をして友達を傷付けて以来
私は彼と連絡を取っていない。
今は結婚して、お父さんになったんだね。
まだ女にはだらしないのかな。
相変わらず意地悪で口が悪いのかな。
だけどやっぱり、優しいのかな。
今、思うのは
第一印象が悪くても
一見性格悪くても
口が悪くて態度が大きくても
ワルに見えても
女クセ悪くても
それでも根は優しい人
いざという時にきっと
守ってくれるだろう人
自分に素直で
自分に自信があるからこそ
正直で、真っ直ぐで
子供っぽいけど
努力もちゃんとしてて
夢に向かって頑張っていたし
好きなことを突き詰めていたし
良くも悪くも
裏表のない、真っ直ぐな人だったんだよね。
私が結婚した人とは間逆。
一見優しくて、真面目で、親切。
外面が良くて好印象。
でも本当は正反対の人だった。
そんな人より
全然いいんじゃないかなって思うんだ。
高校時代の彼を
私は何故だか最近よく思い出す。
また、会いたい。
今ならまた別の視点で
彼を見るんだろうと思う。
まだ、魅力的な何かを持っているのかな。
I can't count on anyone any more.
助けを求めては
やめておけば良かったと思う
心をさらけ出しては
誰にも理解されない事を思い知る
私は孤独だ。
家族がいても、友達がいても。
私は孤独だ。
家族がいるからこそ、友達がいるからこそ。
受け止めてくれる人も
受け入れてくれる人も
励ましてくれる人も
抱きしめてくれる人も
認めてくれる人も
私にはいない。
責められて
罵倒されて
拒絶されて
呆れられて
見放されて
いつも感じる。
頼れる人なんかいない
ありのままの私を受け止めてくれる人は
どこにもいない。
今の私
ありのままの自分
皆に受け入れられる事はない自分。
そんな自分に毎日向き合いながら
そんな自分と毎日戦いながら
私は疲れ果てる。
心底疲れ果てて
もう立ち上がるのもつらい。
私も私を受け入れられない。
家族にも、友達にも、
そして自分自身にさえも受け止めてもらえない私は、存在している意味があると思えない。
あなたの為だけに
なんとか踏ん張って生きてきたけれど
最近はもう
あなたにとって
私はいない方がどれだけいいか
あなたの未来に
私がいない事がどれだけプラスになるか
あなたの人生に、私がいない事で
あなたが幸せになれるんじゃないか
そんな風にしか
考えられなくて
「無責任」と
ある人は言った。
でも
あなたを不幸にするのが私なら
あなたの前から消えることが
私にとって「責任を果たす」ことになるんじゃないかって
そんな風に思う事が増えていって
自分で自分をコントロール出来ない
もう頑張れない
つらい。
つらくて苦しくて
毎日が
地獄のよう。
外は晴れ
穏やかな風が吹き
みんな楽しそうに笑ってた
私の世界とは間逆に
世の中は周り、季節が巡り
私はどんどん
世の中から取り残されて
どんどん孤独は深まって
朝も来ない
季節も巡らない
時間も流れない
こんな人生は
もういらない。
欲しい人にあげられたらいいのにね。
生きたくても、生きられない人が
たくさんいるのにね。
でも
生きたいと思える人生を生きている
たとえ短くても
生きていたいと思える人生を
生きているんだなんて
私には輝いて見える。
生きていたいと思いたかった
長生きしたいと願いたかった
明日が来るのを楽しみに眠りたかった
未来に希望を抱きたかった
まだまだやりたい事がたくさんあるから
まだまだ行きたい所がたくさんあるから
まだまだしたい事がたくさんあるから
だから元気で長生きしたいな
そんな風に思いたかった。
そんな人生を生きれたなら
短い一生でも構わなかったのに。
私には何1つ思えない。
こんな人生を
いくら年月だけ重ねても
いくら時間だけ長く生きても
なんの意味もない。
つらくて苦しい毎日が
ただただ長く続いていくだけで
そんな人生はいらない。
明日が来ることが
怖くてたまらない。
耐え難いくらいに。
このまま目が覚めなければ
どれほどいいだろうって
毎晩思い、眠る。
私は箱を用意して
人生を終える準備をしようと思う。
いつでも終われるように。
箱の中に
あなたに伝えたいことを
あなたへの想いを
あなたとの思い出を
たくさん詰め込んで。
用意していれば
きっと落ち着くはずだから。
その時が来たら
その時のために
箱に詰め込んで
誰にも受け入れてもらえなかった気持ち
誰にも受け止めてもらえなかった思い
悲しくて、つらくて、どうしようもなくて
苦しくて、助けてほしくて、
本当は
幸せに生きていたかった
だけど届かなかった
誰にも聞いてもらえなかった
自分でも自分を救えなかった
戦ったけれど
頑張ったけれど
もう限界だった
愛していたし
愛し続けているけれど
側にいられなかった
恨まれても仕方ない
嫌われても仕方ない
でも解ってほしい
信じてほしい
あなたを愛してる。
こんな世界にあなたを置き去りにして
ごめんなさい。
そんな気持ちを全部詰め込んで
いつでも終われるように
箱に詰め込んで
準備をはじめよう。
You are pathetic.
クッションが投げ付けられ
ソファは蹴り上げられ
私がいかに無価値かを延々と聞かされ
それもこれも
あれもそれも
全てが私のせいだと
あなたは本気で言っていた。
あなたが不幸なのは
全て私のせいだと
心底あなたは信じている。
でも
私は知っている
あなたが不幸なのは
あなたがそういう人間だから。
私といても、
私といなくても、
私じゃない誰かといても、
たとえ1人でいても、
あなたは不幸なまま。
永遠に
幸せにはなれない。
それは
あなたがそういう人間だから。
誰のせいでも
何のせいでもなく
あなたがそういう人間だから。
でも
あなたはそれを信じたくない
受け入れたくない
だって
誰かのせいなら楽だから
何かのせいなら楽だから
自分の人生に
自分で責任を持たなければ
とても楽でしょう?
全力で責任から逃げて
都合の悪いことは誰かのせいにして
自分は悪くない
自分は被害者だ
そう言い聞かせるように生きて
とても楽でしょう?
でもね
だからあなたは
永遠に不幸なまま。
誰も愛せずに
誰からも愛されずに
自分自身すら愛せずに
やがて死んでいくんでしょう。
悲しくて
虚しくて
なんて不幸な人生なんでしょう。
なんて哀れな人生なんでしょう。
私はあなたに心を引き裂かれ
生きる意味も価値もないと罵られ
ここから逃げることも
隠れることも出来ないけれど
あなたみたいに
あなたみたいに
哀れな人間にはならない。
あなたが私をどれだけ壊そうとしても
どれだけ罵倒して脅しても
全ての責任を私に押し付けても
あなたには私を壊せない
あなたは負け犬で弱虫で
必死に自分を擁護するために
吠えて噛み付いているだけ
かわいそうな人生を
みじめに延々と生きればいい。
なんの幸せも満足感も得られずに
ただただ自分を守りながら生きればいい。
いつかあなたが死んでいくとき
泣いてくれる人はきっといない。
あなたにないがしろにされながらも
無条件に愛してくれた両親
あなたの悪いところを見ていても
好きでいてくれた子供
あなたが上部の良い面しか見せなかった
表面上の友人たち
そして
さんざんあなたのはけ口にされてきた私。
あなたの周りに今いる人たち全ては
あなたが死ぬときに
誰1人側にはいないから。
あなたはそういう人生を
自身で選び歩んでいる。
そこまでして守りたいものって
一体なんなの?
「お前はオレがどんな暴言を吐こうが傷つきなんかしないだろう?だから、これは虐待なんかじゃない。傷ついていないんだから。」
そんな風に言っていた。
風のように
そんな言葉が
私の側を吹き抜けて
穴のあいた私の心には
突き刺さるはずもなく
ただ通り抜けていった。
傷つきもしない
悲しくもない
何も感じない
でもね
ただあなたを
哀れに感じていた。
「好きでもないやつと一緒にいるのは耐えられない。」
あなたが言ってた。
不思議で仕方ない。
好きでもないって
わざわざ言う意図
だってそんなこと
心底どうでもいいのに
好きか嫌いか
憎んでいるか
あなたにどう思われているか
心底興味がないのに
わざわざ言う意味が
私には全く分からなくて
そんな時代は過ぎたのに
好きとか、嫌いとか
愛だとか、憎しみだとか
そんなことが議題に上がるような
そんな関係じゃないのに
不思議で、違和感を感じた。
ビジネスパートナーみたいなものでしょう?
家庭を維持するための。
御社と弊社。
嫌なところだらけ
耐えられないことだらけ
受け入れられないことだらけ
理解出来ないことだらけ
でもビジネスだから
割り切って、維持するだけでしょう?
恋人同士じゃない。
円満夫婦でもない。
ただ同じ家で生活をしていくだけ。
そんな関係の私たちに
好きか嫌いかなんて
どうでもよすぎて
くだらなすぎて
時間が無駄だから
つまらない話しはしたくないのに。
また好きになれたらいいな、なんて
カケラも思わないし
修復しようなんて、
今はもう少しも思わないから
好きになって欲しいとも思わないし
憎まないで欲しいとも思わない。
あなたの好きに感じればいい。
思うように思えばいい。
私にはどうでもいいのに。
お願いだから
くだらないこと言わないで欲しいだけ。
頭の中で
心の中で
勝手に思っていてよ。
私みたいに。
あなたの空っぽな人生
周りを妬み、恨み、嫉妬して
愚痴と文句と不平不満に押し潰されて
いつか死んでいく。
自分で自分を不幸にしている事にも気付かず
人のせいで自分が不幸になったと信じながら
手を握ってくれる人も
「ありがとう」を言ってくれる人も
涙を流してくれる人も
誰1人としていない病床で
あなたは人生を終える。
それが今
あなたが歩いている道の終点ということ
私にはよく見えている。
To be honest.
本当は
本心は
どこにも行きたくない
誰にも会いたくない
何もしたくない
なのに
楽しみなふり
楽しいふり
楽しかったふり
誰かのため
後悔しないため
いつもしている事だから
だからやらなきゃいけないから
でも自分の気持ちは
本当の気持ちは
やりたくない
行きたくない
したくない
もうこれ以上
苦しみたくない
疲れたくない
生きていくだけで精一杯なの
毎日、夜眠り朝目覚める
それだけで
毎日、呼吸をして食事をする
それだけで
私はもう精一杯。
これ以上もう
なんにもしたくないんだ
笑いたくもないし
怒りたくもないし
泣きたくもないよ
誰のことも考えたくない
カレンダーは全て真っ白にしたいのに
埋まっていく毎日
なんの感情も持ちたくないし
なんの行動もしたくないよ
苦しい思いしてまで
つらい思いしてまで
悲しい思いしてまで
行きたい場所はない
見たいものはない
会いたい人はいない
したい事はない
でも
出来ない
全部捨てて
やめて
逃げ出して
自分の本当の気持ちだけに従う
そんなこと出来ない
だから全てから逃れるには
生きていることをやめる以外になくて
選択肢が他にはなくて
だけど生きなきゃいけなくて
もう
苦しくてどうしようもない。




