先日の夜勤三日月 いつものように、Trauma担当。

夜中の3時、救急隊からの一報救急車電話


Trauma Alert…刺創ナイフ



受け入れの準備をする病院筋肉



運んできたParamedicは、うちのERでも、Paramedicとして働いている顔見知り。高齢の一人暮らしの女性おばあちゃんが、強盗ドアカギに入ってきた男に襲われ、ナイフで何度も刺されたとのことナイフナイフナイフびっくり


6、7ヶ所に及ぶ刺傷。お腹、胸も刺されており、手には防御創と思われる切り傷。ショボーン手

運んできた救急隊、うちの近くの救急隊だった。現場はどこか確認したら、うちと目と鼻の先滝汗…マジゲッソリ


犯人は、まだ、捕まっていないガーンランニング


このParamedicも、家のすぐ近くに住んでおり、「妻にすぐ電話して、子どもたちを奥の部屋、一部屋に寝かせて、銃銃を装填して、準備しておくように伝えたよー」…と…ポーンマジですか…滝汗


この患者さん、運良く、どの傷も臓器に達することなく、縫合のみで、様子観察入院、退院となりました。ほっこり


数ヶ月前には、明け方5時ごろ、勤務をあけたナースが、駐車場で車まで🚗移動中に、銃銃を突きつけられた。
そのまま、拉致されて、ATMATMに連れていかれ、無理やりお金札束を下さらせる…という事件があったガーン

一ヶ月後、無事、犯人は逮捕されたパトカークラッカーが、…

やっぱり、アメリカは、怖いチーン爆弾



その夜、私と同じく、一人暮らしの同僚と、やっぱり、銃を持ってた方がいいのだろうか…という話になった。少なくとも、銃があったら、反撃のチャンスはある…かもしれないえー?あせるグー

なーんて、話をしていたら、その場にいたER駐在の知り合いの警察官👮に…

「お前らが、銃を持つ方が危ないぼけー 辞めとけ…18禁」と一言…えー

まぁ、そーだよね…汗

でも、金属バット野球くらいは、用意しておこうかなーー柔道グー




日本でもそうですが、夏カキ氷は、患者が減ります下矢印
というか、冬雪だるまに患者が増えます上矢印

寒くなることで、体調を崩しやすかったり、空気が乾燥することで、病気にかかりやすかったり…雪の結晶

あまり、冬に寒くない、寒くなったとしても、短い期間であるフロリダでも、冬は患者が増えます。

一番の理由は、Winter Bird オカメインコと言われる人たち。

冬の寒い間だけ、北の地方雪雪の結晶から、人々(特に、お年寄りおばあちゃんおじいちゃん)が、移動してくるんです。カナダ🇨🇦からも、多くの人が、移動してきます。
半年弱、冬の寒い時期だけフロリダやしの木で過ごして、また、帰っていくんですね。

ってことで、相対的に、夏は、どこも患者が少ないガーン

病院からしてみると、夏は、赤字バツレッドになりがち。うちの病院も、例外ではありません。


時給制コインたちであるため、まず、働く時間数のカットハサミ。特に、影響を受けるのが、PRNと呼ばれる勤務体系の人たち。PRNは、基本、働きたい時に、空きがあれば働ける。時給が、正社員よりかなり良い。基本、医療保険や有給などのベネフィットはないという働き方。

正社員として、束縛されたくない人たち、時給が良いので、他の病院などでも働いており、セカンドJobである場合…などの理由で、PRNの勤務体系を選ぶ人も多いです。

ただ、このPRNの人たち。病院が、人がいらないとなれば、働けません。同僚のPRNの人は、月2日勤務まで減らされて、悲鳴をあげていましたゲッソリ

正社員は、週3日の勤務は、確保されていますが、Overtimeで超過勤務をしたい人は、カットされます。普段から、週4、5日働いているという人には、痛い給料カットです。えーん


また、病棟会などのミーティングも、予算カットのため、キャンセルになります。メモ

患者が少なければ、勤務中のスタッフも、どんどんDestaff され、強制帰宅…びっくり

そんな理由から、私も、もれなくOvertimeがカットとなり…びっくり 患者が少ないといっても、忙しい日は、忙しく、スタッフも足りていない

現場の声を全く無視する、新しいマネージメントの人たちのやり方も、あまり好きになれず…

少し、他の病院への転職も視野に入れようかなーと考え中ですうーん病院





外傷ナースになって、一年半ほど経ちました。

 

いろいろなケースを見ることができて、不謹慎なのかもしれないけど、本当に楽しい爆笑

 

先月、Trauma Survivor という病院主催のイベントがありました。

テントの下で、外傷ドクター、ERドクター、外傷ナース、ケースワーカー、ICUナース、リハビリ、、、、(外傷に関わる職種を上げたらキリがないけれど)、集まって、うちの病院に、外傷で運ばれてきた患者さんと集うというイベントです。

 

私は、そのイベントに参加することはできなかったのだけれど、地元のニュースでも取り上げられていました。


一人、印象深い患者さん、元気になってました。まだまだ、障害は残っているけれど、来院時の状況からすると、驚くべき回復です。来院時は、正直、助からないかも、、、と思っていました。20代後半、サーカスの練習中に、宙ずりの状態から真っ逆さまに転落。重度の頭部外傷、顔面外傷の患者さんでした。

 

ここ、半年ほどの印象に残ってる症例をいくつか。



外傷で、一番つらい症例。やっぱり、小児です。正直、子供の重症外傷は、つらい。子をなくした親の気持ちが、想像できてしまうから。3歳。外傷心肺停止での搬送でした。10代前半の兄弟が、間違っていじってしまった車が、後退、、、家の前でひかれてしまったという、悲しい事件。

 



外傷4件、同時搬送。外傷ナースは二人。さて、どうする?

5人乗っていた車が、スピン。ビルに突っ込みました。そのうちの一人は、車の下敷きになり、現場で死亡確認。一人は、外傷心肺停止にての来院。開胸までしましたが、救えませんでした。他1人も重症。全員が、高校生でした。

その夜、病院の外には、事故を聞きつけた家族、友人ら120人以上が集まり、号泣、パニック。私たちには、どうすることもできませんでした。

 



銃創患者も多いです。銃たいていは、恐らく、薬がらみ。薬ドクロみんな、本当のことは、話しません。パー20代前半、背中を撃たれて来院。バイタルは、安定していましたが、弾が脊椎の間に。完全に下半身麻痺の状態でした。まだ、若い。意識もはっきりしていたため、足が動かせない、感覚もない…と分かった時の、彼の顔が忘れられません。

 



腹部銃創で来院の患者。ショック状態、、、挿管、胸腔ドレーン、MTP、、、心肺停止にての開胸大動脈クランプ、、、ORへ。計20分。初回Opeは、ダメージコントロールのみ。その後、数回Opeが行われ、両下肢コンパートメントになり、減脹切開。スキングラフト。一週間後には、抜管、一般病棟に移っていました。驚くべき回復力。クラッカー

 


頸部を刺された患者。頸動脈損傷。圧迫止血、挿管、IV挿入、MTP…Ope室へ。計7分。この患者さんも、後日、回復して、無事、退院したと聞きましたルンルン



まだまだ、ありますが…

本当に、いろんな症例に出会いました。救えない命もあります。辛い夜もあります。しょぼんでも、どのケースも、ベストを尽くして、チームワークがあってこそ救える。そこがER、Traumaの楽しさです。ラブラブ