心の中の天秤 | キャンドル屋の1日

心の中の天秤

閉店間際の掃除の時間。


ベッキーで働くスタッフの女子大生とこんな話をした。


彼女の両親が空手道場を経営しているという。

その道場に通う一人暮らしの学生さん達に、

彼女のお母さんが無料で、弁当を作ってあげることがあるという。

そもそも、お母さんは、色々と困っている人がいると放っておけない性分らしい。


でも、そんな母親に対して“自分の子供でもないのに、なんでそこまでしてあげるのか、わからない”


彼女としては、少し不満らしい。

まあ、端から聞いていると、良いお母さんだと思うけどね。


彼女のお母さんが損得勘定だけで、そんなことをしているとは

思わないけど、普通の人間であれば、他人から何かをしてもらうと、

自然と、自分の心の天秤は相手の方に傾くはず。


そして、その傾きが強くなれば、きっと何か相手に返さなくては・・・と自然と思うだろう。


その天秤がいつも絶妙なバランスを保てるのが、理想だろうね。

自分の友達もそうだけど、心の天秤が同じくらいの感覚の人が多い。


いつも、TAKEだけだと、気が引けるから、相手にGIVEする。

逆に、TAKEばっかりが続くと、相手から自然とGIVEが来たり。

あまり意識しなけど、お互い心地良いバランスを保てるのが理想。

昨年末、ゴルフの石川遼くんについてのドキュメンタリ番組を見たときに、遼君(正確にはお父さん)が

総合的なスポンサーとして、ヨネックスを選んだ時の経緯はいい話だったね。


それは、まだプロに転向するずっと前、当時無名だった遼くんに対して、ゴルフクラブを

無料で提供していたのが、ヨネックスだった(お父さんがヨネックスに出向いて提供を

お願いし、毎試合ごとレポートをする代わりにクラブを無料で提供してもらう)。

そして、その恩を返すために、プロ転向にあたって数あるオファーの中

からゴルフではそれほど有名ではなかったヨネックスを選んだという。


お父さんの天秤がかなり傾いていたんだろうね。


今の活躍を考えれば、ヨネックスにとっては、天秤が振り切れるぐらいの見返りを

もらっている気がするけどね。お金にくらんで、ナイキと巨額契約なんて話だと

ちょっとがっかりだったけど。