キャンドル職人への道 PART.4 キムチパワー編
『キムチパワー!?』
2002年のワールドカップを翌年に控え、ワーホリ期間を終えようとしていた自分は
今度はお金を貯めて、オーストラリアを旅しようと思い、昼は時給AU$11(当時約66円)
の洋服屋さん、夜は日本食レストラン時給AU$8(当時約48円)で毎日働きつづけることになった。
バイトを始めて2カ月が過ぎた頃、ようやく目標額の20万が貯ったのを期に、
オーストラリア(シドニー)に渡ったのはちょうど2月のはじめで、夏の日差しが眩しい頃だった。
一般にオーストラリアとニュージーランドはよく似ていると言われているけど、実際に
オーストラリアに行ってみると、見る物全てがスケールが大きくて、NZの片田舎の小さな
観光地に1年近く住んでいた自分にとって、何一つ同じものはなく、とても新鮮だった。
特に、シドニーの街は近代的な高層ビルがある一方で、ボタニックガーデンなどの緑も豊富にあり、
街の景観のバランスがとれていて、とても落ち着ける街だった。シドニーでは昼間はボタニックガーデン
を散策して、その後は近隣にビーチに出かけのんびり1日を過ごす。こんな極楽な生活を10日間ほど
過ごしたのだが・・・
時間がたっーーーーーぷりあるにもかかわらず、無いのはお金。
今振り返れば、韓国人の同伴者との旅はまさに貧乏人のケチケチ旅行。
食事はほとんど外食することなく、自炊していたので、友人から『どこか美味しいレストランあった??』
なんて聞かれても全く答えることが出来ない。
思い出すのは昼によく食べたキャンベルのミートソースの缶詰くらい(絶品!!)
あれにはかなりはまった・・・・。
勿論、宿泊施設はパックパッカーという簡易宿泊施設かYHA。これは二段ベットが各部屋に
4つぐらい置いてあり、そこに見ず知らずの人間が寝るというもの。だから、どんな人間がルーム
メートになるかは全然わからない。男女別もあれば、男女一緒もある。
そんなバックパッカーで、まさにキムチパワーを見せ付けられる出来事があった。
ある場所(ニューキャンベルという場所)で泊まった時、ルームメートは自分達を含めて6人くらいだった
思う。そこへ夜中3時近くに酔っ払ったヨーロッパ人が帰ってくると、なんとそのカップルが※※※を始めたのだった。始めは何かの間違いではないか?なんて思っていたけど、薄目を開けて見てみると
確かにモゾモゾと動いているし、卑猥な声が・・・。きっと、他のルームメートも気が付いているだろうけど、誰も注意する気配がない。小心者の自分と言えば、うるさくて寝れやしないし・・・ドキドキするし、ただただ寝たいる振りをしていると。
二段ベットの下で寝ていた韓国人の子がふとんから飛び起きて・・・
部屋の電気を付けて一言・・・
韓女『shut up!! and go out !! 黙れ、出て行け』
強いな・・・・・・・・・かっこいいな・・・・・・・・(^^;)
いやいやこの子には逆らえないよな~、いや逆らったら殺されると内心思いつつも・・・。
寂しそうにタオル一枚を巻いて出て行く、大きな白人男性と女性をニラ目付けている韓国人♀。
彼らが部屋を出ると、韓国人の子はこちらに振り返り、笑顔で『Good night !!』 と一言というと、
何もなかったように彼女は眠りについたのでした。
背丈は150cmほどの彼女のどこにそのパワーがあるのだろうか?まさにキムチパワーか?
そんな彼女には気が強いのともう一つずば抜けている特徴があるのです・・・。
続く。
