【自己決定力】子どもが考える機会になった話〜娘の遠足を引率して〜 | 私の子育てビジョンボード®視覚+感情活用子育てメソッド

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ギフティングママGiftingMama byCandleです

 

子育て中のママのみなさん

こんにちは!

 

「自分で考える子になってほしい」

「自立した子になってほしい」

「主体性をもってほしい」

 

自身の子育て価値観を

ママに尋ねる時に、

とても良く聞かれるものです。

 

今回、子どもたちが自分で考える機会に

なったであろう出来事があったので、

お話ししたいと思います。

 

私には10歳の娘がいるのですが、

アメリカでは小学5年生で、

小学校の最終学年となります。

アメリカでは遠足の際に保護者が

先生の補助として引率ボランティアを担います。

ボランティアで参加するのも有料なのですが、

学校ボランティアに熱心な方も多く、

いつも人気です。

 

今回は日帰りでユニバーサルスタジオに行く

というビックイベントに手をあげたのですが、

蓋をあけてみると、

娘のクラスで参加する女子が6人しかおらず、

女子のママでボランティアするのは私だけだったのです。

年頃なので、女子は男子のグループに入りたくないらしく、

通常は2−3人を1人の親が世話するところ、

私は娘を含めて6人の女子を1人で引率することになったのでした。

もちろん事前に打診はあったのですが、

実際引き受けてみると、、

 

集合時間だけ決まっていて、

何に乗るのか、どう回るのかは、

グループ次第というものでした。

全くのフリープランだったのです。

具体的イメージを持たずに引き受けて

しまったのは私の落ち度なのですが、

お年頃の女子の引率は思った以上に大変でした。

 

しかし、私にとっては娘の様子も見れたし、

結果としてこどもの

「自己決定力」を養う良い機会となりました。

 

 

まずエントランスに入ると、

ものすごい高さのジェットコースターが

目に入りました。

ハルクという乗り物で、すごい高さから

ツイストしながら降下していくもの。

 

そこで速い乗り物が大好きな女子が、

絶対に乗りたいと主張するのですが、

1人身長が足りずに乗れない子がいると判明し、

これは第一優先ではないと先送りしました。

 

それからが始まり。

これ乗りたい、乗りたくない、乗れない、

希望が分かれに分かれる。

そして、ベジタリアンの子がいたり、

お土産買いが大好きな子がいたり、

写真撮影が大好きで、すぐに立ち止まる子がいたり。

見事に皆、バラバラで、

食事も、買い物もその都度

配慮が必要でした。

 

でも、これがアメリカの小学生の様子なのね〜、

と、アメリカの学校の縮図が見え、

とても興味深くもありました。

 

そして、徐々に残り時間が迫ってくると、

「私これ絶対乗りたい」

などの主張が強くなってきて、

不満も大きくなってきました。

 

待ち時間が90分もある乗り物に乗りたい。

乗れない子も一緒に並んで一緒に来て欲しい。

と主張する子が出てきました。

 

しかし、90分も自分が乗らないものに一部の子を並ばせるのは

無理があると考えられました。

私の身はひとつなので、全員の願いを叶えることはできなかったのです。

 

そこで、私が彼らに伝えたことは、

「6人全員が同じ事をやりたいわけではないし、

6人もいたら全員の願いは叶えられないの。」

「6人のグループに参加するのを決めたのは自分達だよね?」

ということでした。

 

6人のグループにして欲しいというのを

一番最初にお願いをしてきたのは子どもたち。

そして、先生やボランティアはその願いを受け入れました。

なぜなら、子どもたちの「自己決定」を尊重したからです。

 

現地にきて、「なんで全部乗れないの?」

と不満を漏らすのは筋違いです。

 

大人なら理解できる事なのですが、

子ども達は”その時”を生きているので、

理解が難しいかもしれません。

けれど、10歳の年齢は、それを少しずつ理解できる年齢だと思います。

 

最後は不満が残った子もいましたが、

これは「自己決定」を学ぶのにとても良い機会だったと後になって思いました。

 

「自己決定」というのは、わがままという意味ではありません。

自分の決定を大切にすること。

そしてそれには、結果や責任が伴うという事もセットになります。

 

私はアメリカの「個人の自由・個人の選択」

という考え方が好きです。

そして、子どもたちの願いを受け入れるという

先生の姿勢も素敵だなと思います。

 

でも一方で、

自分で決めたことには文句は言えない、

責任が伴うというのが暗黙の前提であります。

 

自由な願いを叶えるためには、

誰かの苦労が裏にあったりもします。

 

今回の学びには、大人の痛みが伴い、

子どもにとっても苦い思いが伴いましたが、

自分で決定した事に対して、どのような結果になるのか、

どのような痛みが起こるのか、

身をもって理解できたのではないかと思います。

 

裏を返せば、もし今回

「6人で回りたい」という「自己決定」

が受けいれられていなかったら、

この学びのチャンスも無かったのです。

 

つまり、自己決定の力を養ってもらうには、

ある程度、こどもの意志決定を見守って

サポートする必要があるのです。

 

たとえ、私たちから見て

「それ絶対失敗するよね?」

と思われることでも、じっと我慢して、

やらせてみる事が大切なのです。

 

先回りをしない子育て、

それには大人の忍耐と痛みが伴う

ことも多々あります。

 

でもこういった失敗体験一つずつが、

自己決定力に繋がっていくのだと思います。

 

私自身といえば、

往復7時間のバス移動がたたり、

首腰のダメージで翌日はボロボロでした。

 

親の私たちは、言葉通り”身を挺して”

子ども達の踏み台となり、成長を支える存在なのだと実感した

イベントとなったわけです。

 

もちろん今回、6人で一緒に回れた事自体は、

楽しかっただろうし、

「自分で決める」事を認められたことは、

とても嬉しい事だったはずです。

 

娘の「あー、今日はすごく楽しかった!」

の一言で最後は救われました。

 

きっと親子の良い思い出として残ると思います。

 

我が子の学校での様子や友達の様子を

知るためにも、

学校ボランティア、お薦めです。

 

 

 

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目次
  • はじめに
  • 第1章 子育てビジョンボードはなぜ出来たのか
  • 第2章 一般的なビジョンボードとどう違うの?
  • 第3章 子育てビジョンボードの効果
  • 第4章 子育てビジョンボードを使っているママの声
  • 第5章 実際に作ってみよう(ワークシート)
  • 第6章 今日から使ってみよう
  • あとがき
  • 著者紹介

 

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お部屋だけでなく、色々な事がスムーズになっていきますよ。

 

 

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