99のなみだ
「涙がこころを癒す短編小説集」
結婚準備に疲れてる方は是非読んでみて下さい。
彼を好きな気持ち、両親が結婚まで育ててくれた気持ち、いろんな気持ちを再確認できます。
涙でストレス解消って本当にできますよ。
私がこの小説のコンセプトを聞いたとき、こんな本ができるくらいみんな泣きたがっているのかと正直驚きました。
そして、同時に泣けるというふれこみの本で本当に泣けるのかという疑問もわいてきました。
だって、泣ける映画って意外に泣けなかったりするじゃないですか。
最初に泣けるのだという先入観を入れてしまうと泣けない。泣けるとか言わないで欲しかったみたいな。
すごくチャレンジャーな本だなと思いました。
この本、じつはもっと早くに読もうと思ったのですが、自分の体調が悪かったり、子供の体調が悪かったりしてなかなか読めませんでした。
時間がないというより、気持ち的に元気がないときに敢えて泣ける話を読んでブルーになったらどうしようという不安からです。
最初のお話が「七月の雨」というお話ですが、1ページを読んで。
小さな息子が重い病気です。どうやら・・・。
ちょっとやめておこう。そんな想像だけでもしたくないなぁと思いました。
体調もよくなって、今日は天気もいいし、このお話読んでも大丈夫そうだと思い、朝の電車で読んでみました。
お話自体は想像していた通りなんですが、やはり泣けました。
通勤電車で泣くという恥ずかしい思いをしながら、ああなぜ帰りの電車にしなかったのかと後悔しました。
早く子供に会いたい。
やさしい涙というこの本のコンセプトがわかった気がしました。
爽やかな涙で癒されます。
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