【読書日記】「ワクチンを学び直す」(光文社新書)【岩田健太郎著】 | candiceのブログ

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昨年末に購入していたものを休養専念の本日一気に読了。

まずは、
文体がtwitterの岩田先生そのものでワロタw

それだけ医学の素人にも読みやすいということ。 


何はさておき先ずは自分の知らない沢山のワクチンが現代の医療において機能していることに改めて驚く。

天然痘を撲滅した牛痘(種痘)や、ワクチンのおかげで全世界的にほぼ根絶に近づくポリオのことは知っていたけど、ワクチン接種の再開により日本で麻疹がWHOから排除状態と認定されたことは知らなかったし、武田薬品が開発したデング熱ワクチンが流行地であるブラジルやインドネシアで貢献し高く評価されていることに驚く。

ワクチンの副作用を自動的に察知する米国のVEARS(Vaccine Adverse Event Reporting System)の存在も初めて知る。

我が国も即刻こうした科学的かつ論理的システムを構築して、ワクチンのネガティブな点も具体的にデータで判断出来るようにすべきだと心から思った次第。


以下引用。

ぼくらは別に「ワクチン原理主義」者なのではありません。方法はなんだってよいのです。それが効果をもたらしてくれる限り。効果的な施策は組み合わせて効果を上げるのが当然です。ワクチンはその道具のひとつに過ぎないのです。「検診」か、「ワクチン」か、という二者択一の議論も無意味です。両方やればいいだけの話なのですから。

ちなみに日本では年代的に年2回がお国のルールのインフルエンザワクチンの接種を二人の娘さんたちには意味がないと年1回しかさせていないそう。
さすが。

ネットでも話題の新型コロナウイルスワクチンの副作用に関しても、心筋炎や脱毛等実際に手掛けた症状についての内容もあり。 
 
以下引用。

どんなワクチンにも、いやどんな医療行為にも一定の副作用が発生します。が、それは解析されねばならず、ただ素朴に数を数えているだけでは本当のことは分かりません。

これは現代医学の基本だと思うのだけど、ネット界隈ではガチでゼロor100しか頭にない1ビット脳の御仁のなんと多いこと( ´Д`)=3

あたし的には神戸大学感染症内科で取り扱うワクチンの全種類と値段が載っているのには感心しきり。
こういう情報ってなかなかないからね。

あたしの頭では1回では頭に入り切らないので、何度も読み返そうと思う。