【落語鑑賞日記】一人で行く「東西ラクフェス2024 楽日第三部」【春風亭一之輔出演】 | candiceのブログ

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単なるおやぢの雑記帳です。
書きたいことを書きたいように書いています。
ちなみに一切収益化してません。

昨日の現場はこちら!

前々日に参戦決めたというね😅

連休初日に疲労でダウンしていたところ、何故か急に久しぶりの落語が聴きたくなり浅草演芸ホールの公式サイトを見たらちょうど落語協会の初席、あたしの地元出身の春風亭一之輔師匠が出てるじゃあーりませんか!♪
詳しく知ろうと師匠の公式サイトを見たらたまたま代演でこの公演にも出ることを知り。
ぴあを覗くと急遽の出演故か、なんとまだチケットあり!(@_@)
直近の他の公演はSold outばかりでね(゜o゜)
寄席の初席はトリの少し前だけに持ち時間短いこともあり即決した次第!

ぢつは落語は超久しぶり(・_・;)
故三笑亭笑三師匠最後の高座だった国立演芸場以来かしら?
とすると7年ぶり!

ホームで初二郎後、お初の箱である赤坂RED/THEATERへ。
赤坂駅からもすぐ👟
座席指定なのでちょうど開場時間に到着。
一之輔師匠だけじゃなく生で観るのは初めての方ばかり。
てか、他に名前知ってるの小痴楽師匠のみ😅
客席に入ると席は中段のドセン!(@_@)
高座の演者と上下方向もゼロズレ!?

コンパクトで段差もあってステージはとても見やすく♪

ただ、残念ながら椅子がね?
都内の小劇場にありがちな椅子の幅と足元共に狭く。あたしみたいな大型重量フォワード組には窮屈この上なし😫
もちろんその幅内に行儀よく足を揃えて座ってると、となりのクソババ、、もといお姉さまが何度も膝ぶつけてくるし😡

そしてなによりの問題点は椅子自体というか、椅子の形をしたものというべきか?
これが30分座ってるだけでケツが痛くなるシロモノ!
昭和の映画館かよ!?😰
収容人数のみ優先の設計なのが丸わかり( ´Д`)=3

あれならパイプ椅子のほうがまだマシ(´・ω・`)

比較的新しい箱なのにねぇ?🤔


閑話休題。

前説は若手の噺家さん二人。
リピーター多いのか、芸人に優しい客多い雰囲気。

観客は男女半々くらい。中には妙齢の女性もチラホラ。
開口一番は三遊亭げん馬さん。
演目は古典の「道具屋」。
たまたまあたしの前列に家族連れの男の子二人がいたのだけど、げん馬さんが叫び声を上げると急に凄いウケて、エンターテイメントの原点を改めて感じた次第(噺の最中はさておき🙄)。

お次の上方の月亭太遊さんが凄かった!(@_@)
前述の通り、なんの予備知識もなかったけど思い切り笑ったwww

ディズニーランドっぽいミュージカル新作?🐭に、
演目であるこれまた新作「山科ヨチムーランド」のナンセンスさよ!!
調べたら漫才出身でピンで漫談の経験も。
「芸人らしいオーラがない」(一之輔師匠談)のが逆にそのナンセンスさをブーストしている感。

これは特に平成以降の漫画やお笑いに顕著なんだけど、現実味のないナンセンスほど笑えないものはない。
単に唐突に関係ないことを言うのがナンセンスだと勘違いしてるノータリンがあまりに多すぎる。
それで安易に笑っちゃうほうもアレなんだけどネ?

太遊さんはそこが異なる。
「現実には絶対にいないけど、聴いているといかにもいそうに感じる」という絶妙感があるキャラがとんでもないこと言うから面白い。

表現のタイプはだいぶ違うけど若い頃のいとうせいこう氏を思わせる秘めた狂気があたし好み♪
京都の山科をネタにしたことも志賀直哉を卒論に選んだあたしには嬉しく♪(内容はホントに全く関係ないけどw)

早速twitterでフォローしむ🕊
また是非観たい芸人さんだネ👍

そしてお次がお目当ての一之輔師匠!
前述の通り、生で観るのは初めて。
同じ千葉県東葛エリア出身ということもあり気にはなっていたのだけど。

古典の「千早振る」が演目なんだけど、まるで新作落語のような親しみやすさというか、古典らしい堅苦しさは微塵もなく。
枕からの繋ぎも本当に自然。
一番凄いと思ったのがその日の前の高座の内容を見て瞬時にネタをアジャストする瞬発力。 
もちろん的確にね。
そしてこれはきちんと前の方の噺を聴いてないと出来ないこと。

更に知識も物凄くて、唐突にぶっ込んできたデビルマンネタに大笑いしてたら前の席の男の子に不思議そうに眺められてしまったの巻🤣
相当の勉強家か、相当のヲタクか?
おそらく両方なんだろうけど。 
さすが、かの名門春日部高校に越境入学しただけのことはある。
「今、一番チケットの取りづらい噺家」というのにも納得した次第。

大トリが柳亭小痴楽師匠。
名前しか知らなかったので開演前に客席に来ていた人だと気づいたときはビビった(*_*;
私服だと噺家に見えないつーか、単なるおしゃれなイケメンw


演目はこちらも古典、それも有名な「明烏」。
改めて感じたのは本当によくできた話で、古典として長く語り継がれる理由を身をもって理解しむ。 

師匠の噺は特に前半はテンポがやや一本調子で緩急を欠き、声色の変化も少ないこともあり、途中までは個人的にイマイチ感強く。
ただ後半になってその表情の豊かさが目立ちだし、前半に比べて噺の緩急もあり、明烏自体の素晴らしさもあってかなり引き込まれた。
前半と後半で印象が大きく変わった方。
最後は出演者総出でふりかえりと撮影タイム。

小痴楽師匠から代理出演交渉時のエピソード(ギャラの話ではなく入りの時間を先に聞いてきた)に加え、若手主体のこのフェスへの再出演を振られて嫌そうな表情ながら「いつでも呼んで」と一之輔師匠。
カッケー!


参戦してホントに良かった!!

いやホントに6日以前は落語のことなど全く頭になかったのに、、(¯―¯٥)


このありえない偶然と幸運に感謝!m(_ _)m


さて、お次は?(?_?)