大腸がんにスチバーガ錠という薬がでました | 加藤隆佑 ameba blog

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•大腸がんにスチバーガ錠という薬がでました。

こんばんは。加藤隆佑です。

今日は札幌はとても暖かい一日でした。後少しで6月にです。よさこいソーラン祭りが始まります。楽しみです。

ところで、大腸がんの方に使えるお薬が5/24より新しく販売になりました。スチバーガ錠というお薬です。1日1回飲むお薬です。

ただしこのお薬を飲むための条件があります。

「FOLFOX・FOLFIRIやアービタックスといったお薬を使っても、効果がなかった方」が飲んでもよいという条件なのです。

すなわち、3番目もしくは4番目に試みるお薬になります。

気になることは、副作用です。3番目や4番目のお薬を試みるころには、体力がなくなり、副作用がでやすくなることが多いからです。

日本人に使用した場合の副作用を列挙してみます。

手足の皮膚障害 80% (日常生活に支障がでるものは27.7%)
疲労感  43.1% (日常生活に支障がでるものは6.2%)
高血圧  60% (日常生活に支障がでるものは10.8%)
食欲不振  43.1% (日常生活に支障がでるものは9.2%)

外国人のデータをここには提示していませんが、日本人のほうが、手足の皮膚障害や高血圧がでやすい傾向があります。

せっかくお薬を飲んでも、副作用で食べられなったり、倦怠感が強く、何もする気がしなくなっては意味がありません。

日常生活に支障がない範囲に、副作用を抑える工夫をしていくことが大切になってきます。

副作用もありますが、お薬の選択肢が増えたことがいいことですね。

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