年始から先週末まで、年末に飛び込んできた比較的重篤な患者さんたちのカテや入院管理が重なり、忙しくて、疲労も(ポケモンやめろと言われそうですが)まあまあで、ブログ1週間さぼりました。
最近、僕のブログを全く読んだことがなくて、知り合いから吹田のカテの先生がいいよと勧められたとか、僕が(面識あるかもしれませんが)失念している全然エリアの違う他の診療科の先生に、吹田にこんな先生がいるから行ってみたら?と言われてきたとか、自分で探し出した系ではない患者さんも何人かいて。
確かにご自身でなんとなく調べて興味を持って来られる場合は、カテの適応は非常に難しいので時には的外れなこともあり、実際に初診外来にこられてそのままカテになあるケースが2割くらい、もう少し後ですねとその後標準治療を頑張り再度受診してカテになるケースが2割くらいかなあ、体感的に。
あとは、そもそも局所治療の適応ではないとか、病状が進み過ぎて全ての積極的治療のタイミングを逸していたとか、解剖的にカテが入る栄養血管がない病気だったとか、そういう理由で残念ですけど適応外ですね、となってしまいます。
12月から結構立て続けに新規のカテの入院患者さんが、それも比較的病状が深刻で(僕自身が無理して)カテを入れた患者さんが多く、それもなぜか、なぜか関東の人ばかりで、そんなこともあるんだなあと。
また、当科は大腸がん肝転移の成績は、おそらく国内でもダントツにいいと思います。だって、そういう抜群の成績を学会でずっと報告していますから。
一方で、その他の癌腫、臓器ももちろんやっていますが、大腸がん肝転移の症例が成績が(後方ラインとして)良過ぎて、ずっとカテを継続する場合が多いので、結果的にいつも大腸がんの患者さんをカテしている錯覚に陥ります。
逆に新規の患者さんは、これも不思議なことに、乳がんの方が非常に多く、またいずれもあんなに標準治療の選択肢が多い乳がん治療でも太刀打ちできない肝転移の方が多くて、こっちもかなり気合い入れて、治療、診療マネージメントしており、結果的に1月の今まで、かなり忙しい毎日でした。
今週はようやく少し、カテの患者さんの治療周期がばらけてきて、均等にカテの枠が埋まるようになってきたので、ちょっと休憩できそうです。
ああ、ふと思ったことですが、以前、僕のやっているカテはIVRやってる放射線科なら、ほとんどの先生ができると、言った先生がいました。
技術的なことを言っているんだなとは思いましたが、
この治療が非常に難しいのは、
カテの技術の部分ではありません。
適応です。
標準治療をしっかりと理解し、どの患者さんがカテが最適か、これを理解できるのは、放射線科でもなく、腫瘍内科でもなく、僕のような両刀使い(いたってノーマルなので男性は友達まででいいです)しかいません。
そして、ただカテを入れるだけではなく、どの薬を、どこから、どのくらい、そしてB'z、いやビーズを併用するかどうか、全身治療を併用するかどうか、どのくらいの周期で治療するのか、治療の目標は? 大きさ? マーカー? 肝機能?
どこまでやるのか? どこまでやったら次のことを考えるのか?
小さくならないけどこの結果は正解なのか? カテは最善なのか?
ここらへんの臨床判断が、全てのキモです。
だから難しい。
後半戦は、皆さん、いろいろとバラバラ。
前半戦はきっちりと、標準治療を、がんセンターや大学病院などできっちりやるべき。
ただ、後半戦は、これらハイボリュームセンターは結構ドライで、個別対応が難しくなる。
後半戦こそ、難しいし、やりがいがある。
そこに気づいたから、このフィールドで、診療をしているし、
このフィールドでやろうと思う先生が、国内にほとんどいないと思います。
ましてや、放射線科出身で。
変態ですね(笑)
今日も、カテ室を辞めてった奴らや、今も当院でカテ関係で仕事してくれてるスタッフたちが、新年会やりたいというので、ちょっと飲んできます。
ほんと、スタッフには、この数年恵まれました。
今日はここまで。行ってきます。