高濃度ビタミンC療法、玄米菜食などの食餌療法



今日は事情があって、4時起き。
朝早くから仕事するのは、なんかいつもより時間が絶対的に多いので、徳した気分ですが、いかんせん、眠すぎます・・・
始業まで外来で寝たい・・・・


週刊ポスト・歯医者のタブー
第3回「オカルト、詐欺商法、専門外の診断の実態」前編

ジャーナリストの岩澤倫彦さんが、最近、歯医者のタブーシリーズを週刊誌で掲載されていますが興味深いですね。

医者として驚いたのは
歯医者のなかでも、

「がんが消えるサプリメント」

なるものを売っていたそうです。

申しわけないが、がんに対する全身治療は医者がするもの。

歯医者が、それもイカサマ自由診療しているとは。


世も末です。


皆さんから、よく、高濃度ビタミンCや、食餌療法について質問受けます。
あまりに質問されるので、毎回決まった返答をしています。
この際、書いておきます。


「先生、高濃度ビタミンCはがんに効きますか?」

効くと証明された科学的根拠はなにひとつありません。
投与してもすぐにおしっこで出てきますし、腎臓に負担がかかることもあります。

なにより、がんには効かないと思います。

本気で効くと信じてやるのは、絶対にやめたほうがいいです。
期待すると、頭が混乱して迷走して、結果としてがん難民になっていきます。
(難民化の過程は、いろんなパターンがありますが、だいたい同じです。本日は割愛)

イカサマの中でもまだ比較的値段が手ごろ(?)なので、結構やってる人いるみたいですが、やっても僕のスタンスはいつも一緒

絶対にダメなもの以外はある程度は患者個人の意思を尊重し
でも、医療として、詐欺行為として、あまりに悪質な場合は、
その治療を受けている患者さんの診療を断ることもあります。
イカサマ医療で体調がおかしくなり、そこでクリニックから放り出されても
我々だって正体不明のイカサマ治療の後遺症や後始末を責任もってできません。
イカサマ治療されるのなら、イカサマクリニックでちゃんとみてもらうべきです。



食餌療法

玄米菜食とかありますね。
サプリ含めていろんなものありますが、

なんで、患者さんたちがこれに飛びつくかというと

食事という行為の調整が、医療の素人たる患者さんが
唯一出来ることだからです

薬とかは医者が処方するので患者さんの自由になりません

食事は、自分で選べますからね。だから皆さん、食事でがんを治そうとします。

でも、無駄だと思ってます。

食事は大切です。
なにが大切かというと、がん治療を受け続けるために、気力体力を維持するため
つまり、より健康でいるために、適切な食事は必要です。


玄米と野菜だけ食べてたら、これって究極のダイエットですよね。

肉が、糖が、がんに栄養を与えるって、そんな迷信、信じないでくださいね。


むしろ、偏った食事でどんどんやせ細って、免疫下がっていく人が多いんではないでしょうかね。


我々は食事の指導をもちろん普段の外来でしたりしますが、
それは、採血データや症状、例えば腹水の状況などみて
必要なアドバイスはちゃんとしています。

個人で勝手に、あやしげな本、がんは食事でなおります!的なのを買って
実践しちゃおうとしている人。

本屋に売ってるその系統は全て科学的根拠がないうそっぱちですから。

根拠があったら、本を書く前に、論文書きますって、まともな医者は。


より健康でいることが、がん治療を行う上で基本となります。
また食事をおいしく頂けるということは、あなたがいかに健康かというバロメーターになります。


高額なイカサマ医療を受けられるのは、究極は個人の自由で、個人の尊厳のために最終的には止めないこともありますが、まともながん治療の妨げになったり、がん難民化するような道筋が見えてきてしまう場合は、我々とは縁が切れてしまうことがありえること、十分理解して、イカサマを受ける覚悟を持ってください。






「吹田徳洲会病院 がんカテーテル治療センター」



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