週末、ひょんなことで、右肘がグッと曲がった。
90度ちょっとで限界を感じてた肘が
20度くらい?さらに曲がった感じ。

本日、医局で執刀医にお会いし、いい感じですねと褒められました(笑)

骨折した際に、炎症や内出血をきたし、術後も一定期間肘を動かせなかったことで、筋肉や腱など軟部組織が固着し固くなり、このため肘が動かなくなりました。
患者となった今、もう真面目にリハビリしてます。

今さらですが、ポケモンのエクセレントを全盛期同様に打ち込めるようになってきました。
指先をやられなかったのは幸いでした。

次回のカテは、先生がやってくれるんですか?

入院中の患者さんに質問されましたが、
(カテは3週間隔くらいで繰り返すのですが)
次回は微妙、でももう少しでいけそうです、とこたえておきました。

信頼できる先輩にお願いしていますが、結果も出ており、ありがたいばかりです。

タイピングもかなりスムーズになりました。

もう少し、だと思います。
お待ちください。



さて、はっきりと書いておきます。


自分が、がんという疾患の治療に携わるようになり、意識すること。

これはもう、同じようにがん診療に携わる医者にとって当たり前なんですが、意外と患者さんの意識と大きく違う気がするので、書いときます。


主に、3つあると思います。


1)長く、生きていただくこと


生存延長は、がん治療の最も目指すべき目標です。
がんカテも、まずはこれを目指します。

くれぐれも、完治とは書きません。
対象患者さんが、すでに遠隔転移をしている方なので、僕は奇跡を生み出すようなことは出来ません。
堅実に、生存期間延長を目指してます。



2)元気になること(癌性症状の緩和)


よく、癌治療でぼろぼろにされるという方、まだいますが、これは担当医の力量、考え方にも依存します。

どこまで頑張ってもらうか。
どこから引くか、引くことの、休むことの大切さを理解してもらうか。

バランスなんです。

叶わぬ結果を求めて、抗がん剤を入れ続け、結果として人としての幸せを失うことは、あかんと思ってます。

また、患者さんには
個々で異なる人生観、死生観、背景(社会性、家族)があります。

一概におしつけは出来ませんが

患者さん、家族にとって
死を意識した病気と向かい合う機会は
自分と家族、親族含めて
一生の間に数回程度でしょう。

我々医療者は、多くの患者の治療を担当し、喜びと悲しみを分かち合い、見送ってきました。

そういう経験から、導びこうとすることは、医療者の責務でもあると思います。

元気になることは、癌治療にとって非常に大切で

がん治療の副作用でぼろぼろになることでの生存期間短縮は絶対に避けるべき。
でも頑張るべきときは頑張る。

なお、がんカテは、がんの症状を緩和することも強く意識して治療させてもらっています。

肝転移は最も治療している病態ですが
肝転移が原因の疼痛、倦怠感、腹水や浮腫、腫瘍熱などの症状の軽減は多くの成功患者さんでよく経験されます。

また、がんが原因の出血病態も、動注で長期の止血を試みます。

最近は症例が減りましたが、骨盤再発等で生じるリンパ浮腫も緩和された症例を何例も経験しています。

このように、症状の緩和も意識してカテを導入しています。




3)整えること


攻める、休む、ぼーっとする


がんになって、常にがんと真正面から向かい合い
戦い続けた患者さんも多いことでしょう。

ただ、これだけ多くの進行癌の患者さんを見ていると
戦い続けることが、最終的に良かったのか?
と躊躇う患者さんも多かった。

戦う=勝つ

これがイコールであれば、戦い続けますよね。

だが、癌治療は、いまだに不完全。

後半戦の抗がん剤治療で
がんが縮小する確率は極めて低くなります。

抗がん剤をとっかえ、ひっかえ、休みなく繰り返す。

心も体も疲れますよね。

休むべきとき
がんを忘れるべきとき

あってもいいと思います。

今は、休めない、これもしっかりと患者と共有し、お互い頑張るべきです。


ここらへんもバランスですが

最近、整える、って言葉が妥当だと感じてます。



完璧な正解がないのが癌治療

だから、患者個人に合わせて、整える


僕ら医療者は、がんを治していると思うのはエゴだと思います。

がんが治る、制御される、元気になる
お手伝いをしている



戦い続けるのではなく

整えましょう


休むことは決して、悪いことではない

全身状態を悪くしたら、それ以上、戦いたくても戦えない



ふと、これは治療させていただいた患者さんたちから教わったことですが


がんのことだけ考えている方よりも

がんを忘れることが出来る方のほうが

元気に長生きしていた、そんな気がします。




生存延長、症状緩和、整える


まだまだ、他にもいろいろ考えて治療させていただいてますが、この3つが大切だと思ってます




で、めっちゃ、タイピング調子がいい


ほんま、もう少しかな。
カテ、早くしたいです。






「吹田徳洲会病院 がんカテーテル治療センター」



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