主治医から聞かされる、余命。

一般に、その数字を、患者さんは鵜呑みにされる。

でも、絶対に当たらない、そのくらい不確かな数字。

理屈は、簡単だ。


余命は、生存期間中央値と言われる、50%は当たり、50%は外れる、そういう数字を参考に

病気の状態と医療者の経験値から

示される、ざっくりとしたもの

その宣告後に

患者さんがどんな治療を選択し、

その治療効果がどうなったか、

標準治療だけか、他の選択肢はなかったのか、

緩和治療はどのように行われたか
(なにも対処されずに標準治療終了後に、状態が悪くなるまでただ待つだけよりも、積極的に緩和的対応を導入されたほうが、間違いなく、余命延長とQOL改善が得られると確信しています)

全てで、余命は変わる。



冷静に考えれば、自身と同じ人間である医療者が、

神のごとく余命を当てれる訳がない。

そうだと頭でわかってても、数字を言われると、患者さんはその数字で自分の残りの人生を設計する。



最良を尽くし、最悪に備える。

その観点からは、数字を参考に行動されることは、ひとつの選択肢だと思う。


しかし、うちで治療されている患者さんたちが、いかに他の施設で言われた余命を覆してきたか、


QOLを改善されてこられたか、


実直に、ニャンコも、うちのスタッフも、

知っている。




余命を言われて、限界だと言われて、

そこで足踏みする必要はない。



まずは、他の意見を聞くこと。


セカンドオピニオンはそのためにある。



当院も、厳しい状態の患者さんに、不必要な期待を持たせることはしない。

迷わせることはない。

ただ、こうすればもっと違う結果が得られるであろう、そのような可能性に関して、

しっかりと提案させて頂いている。



余命宣告は、あまりに不確かなものであることは明白である。

ひとつの提案として受け止め、最良と最悪を考え、でも数字に振り回され容易に諦めないでほしい。




「吹田徳洲会病院 がんカテーテル治療センター」



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