残雪の大室山登山
大室山は裏丹沢にある名峰です。神奈川県と山梨県の県境にあり標高は1587メートルです。
小田急線側の表山道方面から登ると日帰りでは無理なので、今回は山梨県側の裏から登ることにしました。2月5~6日にかけて降った雪で先週は登山道が埋もれていて、とてもトライできるような状態ではありませんでした。それから1週間経ったので、もう大丈夫かと思って行ってみました。
登山開始直後に動物用の移動防止用のネットが貼られています。木製の扉を開けてネットの内側に入っていきます。今はどの山系でも鹿が多く植生の被害がひどいので、一定のエリアをネットで囲っています。
途中にある東屋。ちょっとした休憩には便利だけど、歩き出してからすぐにあります。
崩落しているザラバ。
結構何箇所かこういった崩落したザラバがあります。気をつけて行かないと滑落したら大変です。
ルート上の最初のピークは加入道山です。
今回のルートは登り始めて、すぐに稜線に近いところは歩くのですが結構な急登が続きます。
加入道山山頂。極めて残念ですが、曇り空でガスもかかり、全く何も見えません。本当なら富士山が見えるはずですが。
加入道山避難小屋。加入道山山頂近くに避難屋があります。結構綺麗で立派です。広さはさほどありません。
加入堂山からの稜線に出たところで、積雪がはっきりしてきましたのでチェーンスパイクをつけました。
枝先に霜が付いていてとてもきれいです。
前大室と言う2つ目のビーフです。ここもガスガスで何も見えません。
前大室から稜線づたいに1時間ほど歩いて大室山に到着しました。吹きだまりでは、雪がまだ40㎝ほど残っていました。時刻は11:20、気温は1.9°でした。眺望もなくとどまっていると寒くなるので、すぐに下山を開始しました。