鳳凰三山(南アルプス)
5月29,30日に鳳凰三山に登ってきました。
鳳凰三山は、南アルプスの北東側に位置している地蔵ヶ岳(2,764m)、観音ヶ岳(2,841m)、薬師ヶ岳(2,780m)の、3山をまとめた総称です。地蔵ヶ岳の山頂には、オベリスクと呼ばれる奇岩大岩があったり、山頂直下の白い花崗岩の広場にお地蔵さんがいっぱい置いてあったり、3つのどのピークからも白峰三山や富士山、八ヶ岳、甲府盆地がよく見えて南アルプスの入門の山として登山者に人気があります。南アルプスはどの山域も登山口からの距離が長く初級者にはハードルが高いのですが、その中で鳳凰三山は比較的距離も短く、標高もそれほどではないので人気です。鳳凰三山への主な登山コースとしては夜叉神峠コース、ドンドコ沢コース、御座石鉱泉コースなどがあります。どのコースも特徴があり魅力的ですが今回は沢周りの滝がたくさんある青木鉱泉入山、ドンドコ沢から登り鳳凰小屋で一泊して三山を登頂し中道から下山するルートを選びました。3つのコースの中では1番楽そうだったからです。(これが大きな間違いとは後で知ります。)
当日、午前3時に起床し、バタバタと準備をして、朝4時に自宅を車で出発しました。青木鉱泉には、6時頃に到着しました。今は日が長いので、すっかり明るくなっていました。青木鉱泉駐車場に車を止め、出発の準備をして、6時25分登山開始しました。最初は林の中を古い林道のような道を歩き、大きな堰堤に出ます。堰堤の周囲を回り込むように堰堤を超えて登山道に入っていきます。
当日は、下界では、30度を超えるような暑さの日でしたが、青木鉱泉周囲はすでに標高が1000メートル以上もあり、20度そこそこととても清々しく歩けるような環境でした。また谷あいと言うこともありますが、空を見上げると雲1つない青空が広がっていて、とても良い山行になるような予感を持ちつつ登り始めました。結構な急登の登山道を登っていくと沢に出ます。何度か渡渉をして2時間ほど登り進めていくと、最初の大きな滝、南精進ヶ滝に出ます。
今回、地図では、大きな滝が4つあるのですが、私は体力的なこともあって、展望の良い所まで行って見たのは2つだけでした。そのうちの1つ、南精進ヶ滝は残念ながら滝壺までは行けませんが、十分な迫力を感じることができました。落差は50メートルほどあります。ここのところ雨があまりなかったので、水量は決して多くはありませんが充分魅力的でした。実際問題ここら辺まで来る間に結構疲れが溜まってきていて、自分の体力のなさに少々不安が募りながらの山歩きでした。南精進ヶ滝から約1時間半ほどで、また次の大きな滝に出ます。白糸の滝です。
白糸の滝は林の間から垣間見るような感じでしたが、これも結構な落差があってとても素敵でした。さすがに距離があったので、近くまで行ったた2つの滝に比べると迫力は感じませんでしたが、充分素敵でした。そして白糸の滝から30分ほど歩いたところに五色の滝がありました。
五色の滝には滝壺のところまで行くことができ、水しぶきを上げながら見上げる大きな滝は本当に迫力満点でした。滝壺から見上げると、深緑、白く水しぶきを上げる大滝、雲1つ無い青空と最高のロケーションで、今日私がここにいる事はとてもラッキーだなと思いました。五色の滝から少し歩いたところで、林が少し開けて初めて地蔵ヶ岳の山頂のオベリスクが見えました。
オベリスクとは、地蔵岳の山頂にある奇岩でまるで、鶏のくちばしのような形をしています。遠く離れた中央高速の車窓からも見えることでも有名です。登山道から見えたオベリスクは、まだまだ高いところにあって、あそこまで行くのかと思ったと同時に頑張るぞと言う気持ちも湧いてきました。そこから1時間ほどで鳳凰小屋に到着しました。
受付を済ませ案内された部屋は普通の高さを上下2段に区切った大広間で下の段に6人、上の段に2人が寝れるように準備してありました。
きっと混雑しているときは、上下各段に15人ほどが寝ると思うのですが、当日は、さほど混雑していなかったので、そのような配列になっていたようです。私は次の日に他の方が寝ている間の朝食前に出発したいと思っていたので、下の段の1番出口に近いところを選びました。小屋のスタッフの方と雑談をしていた中で、朝は気温が10度以下になると言うことを聞いて、私は「はっ」としました。そこまで気温が下がるとは想定していなかったので、ウェアを準備していませんでした。一応防寒対策としてダウンパーカーは持ってきていたのですが、全く使うことを想定していなかったので、ザックの底のほうに小さく丸めて入っていて開けるのがとても大変なところでした。
夕食は5時半からでした。食堂で全宿泊者がいっぺんに揃ってカレーライスを食べました。
混雑している時は2回に分けて食事になるようでしたが、今回はまださほど混雑していなかったので、1回で1充分だったようです。カレーライスの味はいわゆるおうちのカレーでした。私はおうちのカレーもとても好きなのでおいしかったです。出されたお皿が少し小さめだったこともあり、大盛りをおかわりして食べました。もう一回言いますがとてもおいしかったです。さすがに普通盛り1杯と大盛り1杯を食べるとお腹いっぱいでした。
鳳凰小屋はこじんまりとしたアットホームな小屋で、おそらくスタッフさんは4人だったようでした。私が今回宿泊した日は、今シーズンの通常営業の初日であったこともあり、お客さんはやや少なめでした。金曜日と言うweekdayと言うこともあったと思います。人気の小屋なので、週末はきっと大混雑しているんだと思います。そんな時はスタッフさんもきっともっといっぱいいるんだと思いました。
2日め 朝4:15起床しました。まだ日の出前でした。外へ出ると気温は5℃。外へ出るとマジ寒かったです。
ソソクサと部屋へ戻って朝ごはんの準備。準備と言っても昨日の夕飯後に渡してもらったお弁当を広げるだけです。ごま塩ご飯と牛肉のしぐれ煮、きのこの和物、漬物です。
時間は朝5:00。朝食は5:30からなので30分早く出発できます。今日は長い行程なのでなるべく早く出発したかったのでお弁当にしました。サッくと食べて出発準備。地蔵岳まではCT1時間。5:00AMひ鳳凰小屋を出発。
30分ほどブナの樹林帯を登って行くと有名な花崗岩の白いざれ場に到着。
ここから地蔵岳山頂までは砂浜のようなざれ場が続きます。一歩進めても1/3は滑り降りる感じで進みません。このコースの難所の一つです。
30分位かけてやっとのことで地蔵岳山頂に到着。
大岩のかた(白矢印)まで登りましたが結局ジゾー岳プレートは見つけられませんでした。残念!
真っ青な空の背景にオベリスクを間近で見れるのは本当に幸せでした。また大岩からの八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、白峰三山は本当に素晴らしく感動ものでした。(写真はきちんと撮影できた観音ヶ岳、薬師ヶ岳で)
次は観音ヶ岳へ向かいました。一度下って登り返しての山頂です。ここは岩場が多く登り返しはまるで岩登りのようでした。そして8:40観音ヶ岳山頂に到着。
2,841m。鳳凰三山の最高峰です。ここでも雲ひとつない絶好の条件で登頂できました。
観音ヶ岳から薬師ヶ岳は30分ほどの素晴らしい稜線歩き。ここはアップダウンも無く楽勝。
そして薬師ヶ岳登頂。
ここも絶景続き。最高でした。
ここで少し休憩をとって下山。帰りは中道(なかみち)。結構な急坂の続く樹林帯道です。4時間かけておりました。延々と風景のあまり変わらない樹林帯を4時間おりました。結構メンタル的にきつい!!途中少し休憩をとったので青木鉱泉に戻ってきたのは1:30PM頃でした。思った通りのハードな山行でしたが天気が最高だったのもあり本当に良い山遊びでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。今回も楽しい山遊びでした。この頃天候に恵まれるので毎回楽しく感動的です。また次、素敵な山行をしたいです。
















