尾瀬散策・至仏山 登山は未達成

2023/10/4〜6で尾瀬に行ってきました。とはいっても、4日の日は夜の10時にバスタ新宿から夜行バスに乗っただけなので、実質5日6日二日間のハイキングでした。最初に言っておくと至仏山には登れませんでした。5日の日のお昼からすごい豪雨になってしまいとても登山どころではありませんでした。なんと驚くことに鳩待峠戸倉間のシャトルバスが運休してしまい、鳩待峠に取り残されることになってしまいました。林間道路の戸倉鳩待線は連続降水量100ミリ以上となると自動的に通行止めになりますが、その規制にあってしまい全面運休となった次第です。道路が通行止めなので、バスやタクシーその他観光客の送迎用の車も全て通行できなくなりました。大変な尾瀬山行となりました。何とか無事に帰って来れて良かったです。詳細は本文で。

10月5日 ルート

10月6日 ルート



10月4日、午後10時


バスタ新宿の4階から関越交通の夜行バス尾関号に乗り大清水を目指して出発しました。乗車したのは概ね20人程度でした。大型観光バス55人乗りに20人ですからゆったりしたものです。私は乗ってから直ぐに熟睡してしまい、気がついたら大清水でした。


10月5日午前3時50分 大清水 到着

真っ暗なのでヘッドライトにて

尾瀬号は定刻通り大清水に午前3時50分に到着しました。当然辺りは真っ暗です。低い雲が垂れこめているらしく星も全く見えないので本当に真っ暗でした。尾瀬号を下車したのは私1人でしたので怖い感じでした。ここで熊でも出たらどうしようと思いました。一ノ瀬へ向かうシャトルバスは始発が5時なので1時間10分あります。その間にウエアーを整えたり朝ごはんを食べたりして待ちました。この時、気温は5度位で超寒かったです。

10月5日午前5時 シャトルバス発車


バス停には当然、私1人でしたがシャトルバスは時間通りに来てくれました。空は少しだけ明るくなっていました。しかしまだヘッドライトがないと何もできない明るさです。大清水から一之瀬まではシャトルバスで15分程度でした。この時間帯の15分は結構空の明るさが変化して一ノ瀬に着いた頃はうっすらと周りが見えるようになっていました。ここからトレッキングスタートです。


10月5日午前7時40分 本日のpeak 三平峠



三平峠到着標高、1762m本日のトレッキングで最高の標高地点です。ここから尾瀬沼へ降ります。


10月5日 三平峠下小屋

三平峠から30分ほどで湖畔に降りてきました。三平峠下の小屋です。ここで珍しいものを見ました。ヘリ🚁の配送です。ヘリの下はすごい風でした。


10月5日 午前9時

長蔵小屋でお湯を購入しました。朝ご飯の時に結構飲んでしまっていたので、お昼ご飯用にです。1Lまでは300円との事でした。ここから、左手に尾瀬沼を見ながら、尾瀬沼の北岸を半周します。

湖畔の湿原


10月5日午前10時 沼尻湿原


沼尻に到着しました。まだ雨は降っていません。沼尻湿原は芝紅葉がとてもきれいでした。天気が悪いので曇り空ですが、それにしてもよく映える芝紅葉でした。芝紅葉的には最良の時期に来たと思います。ここから白砂峠と言う峠を越えて尾瀬ヶ原へ向かいます。


10月5日白砂峠近く 鹿の食害

白砂峠近くで見た鹿に無惨に食べられてしまった水芭蕉


10月5日12時40分 彌四郎小屋到着

小屋外観
玄関、受付

本日宿泊する彌四郎小屋に到着しました。白砂峠でカッパを着なければならないほどの雨になり途中でカッパを来ました。

彌四郎小屋は、宿泊受付は午後1時からなのでそれまで玄関で待たせてもらいました。ストーブがコウコウと焚かれていて暖かくてよかったです。別途記載しますが、彌四郎小屋はとても素敵な小屋で見晴エリアの中では最高だと思います。とても心地の良い一晩を過ごすことができました。


10月6日午前8時 彌四郎小屋出発

夜から朝にかけて天気予報とにらめっこしましたが、とても至仏山に登山できる天候ではなく、早々に断念し、鳩待峠から帰路につくことにしました。小屋から鳩待峠までの行程はおよそ4時間か4時間半ですので、ゆっくり小屋を出て鳩待峠に12時半ごろにつけばいいかなぁと思って準備していました。(午後1:30戸倉発バスタ新宿行に乗る予定で)

与次郎小屋のチェックアウトの時間は8時なので8時に雨の中を出発しました。この頃はもうすでに時間あたり10ミリ程度の雨が降っていました。木道が濡れて滑りやすくゆっくりゆっくり歩くようでしたが至仏山を断念したので、時間はたくさんあるので雨の中ですが尾瀬ヶ原をゆっくり堪能しながら歩いて行きました。


10月6日午前9時30分頃 尾瀬ヶ原

豪雨の中ですが本当に綺麗な芝紅葉。絶品のタイミングでした。濃い色はゼンマイ。

正面は見えないけど燧が岳。


10月6日午前10時10分 山の鼻ビジターセンター到着 <<驚愕の事態>>

山の鼻ビジターセンター

山の原ビジターセンターに到着しました。そこで驚くことを聞かされました。

<<バスが止まるかもしれない>> 戸倉鳩待線は林間道路で連続降水量100ミリで自動的に通行止めになるとそうです。現在連続降水量は98ミリでいつ止まるか分からないと言うことでした。ビジターセンターのスタッフの方は今から鳩待峠に上がってもバスが動いていないだろうから尾瀬ヶ原周辺で宿を探した方が良いとアドバイスしてくれました。そんなこと言っても私は次の日仕事もありますし、延泊できる環境ではありません。そこでビジターセンターの方に相談したら、バスのルート12kmを歩けば3時間少しで戸倉まで着けるとの事でした。今からスタートすれば鳩待峠まで1時間、そこから戸倉まで 3時間合わせて4時間あれば戸倉に着くことになります。予定している高速バスは午後3時30分なので11時30分に出れば間に合うことになります。そこで慌てて準備をして鳩待峠へ登り始めました。


10月6日午前11時10分

鳩待峠に到着しました。案の定、戸倉鳩待線は通行止めになっており、バスは動いていないと言うことでした。予想はしていましたが、現実に通行止めを突きつけられるとやはり強いショックでした。ここから戸倉まで徒歩で約3時間。12時30分に出発すればギリギリ間に合うはずです。そこでゆっくり昼ごはんをとり、お土産を買って11時40分バスのルート歩き始めました。


10月6日午後12時30分

バスのルートを延々と歩いています。アスファルトの道をたった1人で林で降りなければなりません。しかし根が楽天的なのか少しずつ始まった紅葉を見ながら歩いて行くのはさほど辛い気がしません。そういう意味でメンタルは強いみたいです。


10月6日午後1時44分

私が乗るバスタ新宿行きの高速バスのバス停に着きました。予定していたよりも1時間45分も早く着いてしまいました。残念だったのは午後1時30分に1本前の高速バスがありました。あと15分早くこのバス停につければ、そのバスに乗れたのにちょっと悔やまれました。

バス停には、アメリカから来た方とつたない英語でコミニュケーションをとって面白かったです。失敗したなと今思うのは一緒に写真でも撮っておけばよかったなと思います。

戸倉のお土産屋さんでお土産を1つ買って1時間45分待って、尾瀬戸倉午後3時30分発バスタ新宿行きの会のバスに給油間に合いました。なんと山を降りたら青空が広がる良い天気でした。豪雨のためバスが運休になったと言っても誰も信じてもらえないような天気でした。


10月6日午後7時50分

新宿のバスタ新宿に無事到着しました。鳩待峠からのバスが動いていないと聞いたとき、一瞬頭が真っ白になりましたが無事にバスタ新宿に着いた時は本当に心からほっとしました。