私がガン手術をした病院は県立
手術後の検診は1ヶ月置きから2ヶ月置き、3ヶ月置きと伸びて行きやがて1年置きになっていた。
当時の主治医は術後直ぐに定年退職?退官となり、副主治医だった若い I 先生が引き続き担当してくれることになっていた。
とても人柄のいい先生で相談も不安も打ち明けることが出来て、私も大好きだったし先生にも「あんなさんに会うといつもこちらが元気をもらうわぁ」などと言って貰えて楽しみに通院していた。
2年過ぎた頃
「患者さんを残してとても心苦しいのですが」
と転勤された。。(>︿<。)
寂しいけれど仕方がない
また戻ってきますとおっしゃったので待つともなしに時々 医師名の表示板をみていた。
その後はベテランのN先生が担当で数年を送る
数年たって表示板に I 先生の名前を見つけるも担当の曜日が違うし、病院内で見かける事もなかった。
I 先生に代わろうかなと思わないでもないが、血液検査とCT検査、特に転移も再発もなく具合が悪くもない、年に1回だしなぁなどと考えているうちに I 先生の名前はまもなく見かけなくなった。
さて、10年目!今年の私は、右肩腱板断裂
家から近い別の病院に通っている。
2回目は6月2日に と予約を入れてくれてリハビリ室に向かう途中で
「あれ?2日ってがん検診だったよな?」
なんせ予約をとったのは1年前ーーー
肩の担当先生は週に1回しか診察日がない
一方ガンの病院はというと ここ3〜4年は毎回新しい先生
迷うことなくガン検診の予約を変更することに
去年の先生も転勤されているとのことで先生は選ばずお任せ
そして、前回のブログに書いた日
私の誕生日
診察は初めてのN先生
私、まずは採血室へ
次にCT室
それから、ちょっと変則で先に内診室へ
ここではカーテンに仕切られているので顔を合わせることがなく、通常は先生の「じゃあ あんなさん診ますよ」となるが
「あんなさん Nです。こんにちは。診ますね」などの声掛けやどんな診察をするかなど説明があり、終わると診察室へ移動して初めてのご対面となった。
「検査の結果は良好です。CT結果はまだですが何かあったらこちらから連絡しますね。
これで術後10年経ちました。今回で検診は卒業です。
長い間おつかれさまでした!」
先生は机上で両手を揃えてお辞儀をされる、、
その間 私は先生の顔を見、、覚えが、、
名札を確認する が下の名前は書いてない、、
でも!このお人柄♡
「先生 10年前に診て下さっていた I 先生ではないですか?」
「そうです(*^^*)」
感激の再会です
手術から(執刀は当時の主治医だったが私が麻酔で眠る前に見た最後の顔が I 先生) この最後のときにまた巡り合う
先生 ご結婚されたんですね
❀.(*´▽`*)❀.
奇跡の卒業式でした。