震災モルモット |       【兵庫・芦屋】アアシア通信

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今わたしはテルコ先生の本を読んでる

おもしろい

前読んだやつは小説だった

今読んでるのはドキュメンタリーである

あ、本はノンフィクションっていうか? 

いいや



1995年1月17日

阪神大震災がおこり

テルコ先生のマンションは被災した

 

震災直後は中学校に避難し

約一ヶ月間は友人の住まいやホテルを転々としたそうだ

そしてマンションに居住してる人がいると聞き帰宅し、以来1995年12月31日までそのマンションに居住した

なぜなら余裕で居住できたからだ

マンションはA、B、C棟の3棟から構成されておりAとBは傾斜した

Cは傾斜していなかったが一部損壊と建設部会から通達された

テルコ先生はC棟に住んでいた

同じくC棟に住む住人たちと自費でライフラインを復旧させ5月には完全復旧となった

一部損壊と通達されたが、214戸のドアはひとつも破壊がなく地震で負傷した住民は0であった

震度4の余震が2度起こったがその後傾斜も損壊もなく問題なく暮らすことができたのだ

しかし

兵庫県住宅供給公社がマンションを取り壊し建て直すと言ってきた

テルコ先生と一部の住人たちは補修して住み続けたいと言った

1997年10月24日

兵庫県住宅供給公社はテルコ先生たちを強制執行により個人所有物を撤去したのだ

そのくだりを読んだときわたしは時代的に三里塚闘争が頭にうかんだ

えーと

テルコ先生んちが強制執行された時の様子の写真が本にも掲載されてる

 

本にはいろんな人の名が実名で書かれてる

たとえば強制執行の証人としてその場いた「坂本佳也」さん

 

ところでわたしは検索が趣味である

メルカリで中古品を購入するときなど

毎度毎度送り主の住所をグーグルマップで検索しにいく

そして

「あぁ、この場所からわたしのもとに来てくれたのね・・・」と感無量に浸るのが趣味である

 

「坂本佳也」さんについてももちろん検索した

すると彼は現在

株式会社近畿商事の代表取締役であった

近畿商事は昭和62年創業で「民事執行業務」中心の総合コンサルティング会社

坂本さんは代表取締役としてポーズをとってる写真がホームページに掲載されてた

テルコ先生の本のなかの写真にも坂本さんとおもわれる人物が写っており

わたしは「あ、若かりし頃の坂本さんがテルコ先生の本の写真にうつってる」「27年たって彼は代表取締役にまでのぼりつめたのね・・・」などとと感無量に浸った

こういう楽しみがあるので検索はやめられない

 

まだまだテルコ先生の被災したマンションについての理不尽なドキュメンタリーについてここに記したいが

眠くなったのでひとまずここまで

 

後半へつづく~