どうしても、家族の中で
「お金を稼いできている」
「収入がある」
夫が、みんなの生活をまわしていて
えらい、すごい、
というふうに感じてしまう。
その一方で
稼いでいない私は
夫に従わないといけないの?
夫より下に出て、
自分を控えないといけないの?
そんな違和感も、ずっとどこかにあった。
そんなとき、ふと思った。
家族をひとつで「一人の人」
として見てみたらどうだろうって。
もし家族一人一人が、
身体の内臓の一部だとしたら
それぞれの臓器には
その臓器にしかできない役割がある。
心臓は、胃のように
食べ物を消化することはできないし
胃は、心臓のように
血液を送ることはできない。
働きは違うけど
それぞれが自分の役割を果たしているからこそ
全部が循環して
「一人の人」として健康でいられる。
家族も同じで
ひとつの存在として見たとき
自分はその中の一つの“臓器”
自分のできる役割を果たしていく。
それが、他の家族の役割とつながって
全体として循環していく。
お金は必要だし
稼がなきゃと思うこともある。
夫に任せてしまっていることに
申し訳なさを感じることもある。
でも
私という存在が
私の役割を果たしていくことも
この家族というひとつの命を
ちゃんと支えているのかもしれない。
目に見える役割だけが
価値のあるものじゃない。
収入という形で見えるものだけが
「すごい」わけじゃない。
家の中を整えること
空気をつくること
日々を回していくこと
目には見えにくいけど
確かにそこにある役割。
家族をひとつの「一人の人」として見たとき
そのどれもが欠かせなくて
どれもが対等で
ただ役割が違うだけ。
そう思えたとき
少しだけ、自分の立ち位置が
やさしくほどけた気がした。