センチメンタルムーンナイト
この世から先に卒業していった人たちにもらった言葉に
思っている以上に支えられてることに気がついて
もう今生では会えない人だから、印象的な事柄がより固定化されて刻まれるのかもしれないとうとうとしながら思いを巡らせていたら
私という人間はこれまでこの人生で出会ってきた色んな人からもらってきた言葉によっても構成されているのだなぁということに改めて気がつき、私は私という人間だけではないのだと思うとどこか根が深く伸びていくような気がして安らぎを得た、月の美しすぎる夜
八月の満月って少し切ない
夏休みで家族皆が寝静まった後に夜空にこうこうと輝く月を一人でぼんやり眺めてた思い出とか、お祭りの後に帰り道を照らしてた月明かりとか、昼間の賑やかさと真夜中の静けさのコントラストが強いからどこか寂しくなってそう感じさせるのかしら。
切ないけれど、嫌いでは、ないけれど。