「カナダ永住権と職歴(NOCとMain Dutiesの関係・基礎)」
永住権申請おいて職歴は重要な役割を担っています。
時々質問としてあるのは、有する職歴のタイトル(職種名)がどれに該当するか分からない。
解決の為にはNOC(National Occupational Classification)の理解が必要です。
**NOCは職業を6つに分類をされたものです(TEER0~5)
「例1」
Financial managers
・TEER0
・NOC10010(NOCコード)
「例2」
Health Care Assistant(介護士)
・TEER3
・NOC33102(NOCコード)
**TEERは0~3がスキルジョブ、TEER4&5がノンスキルジョブと2つに分類する事が出来ます。
「重要ポイント①」
例えば、日本で介護士として勤務経験が3年あっても、自動的に職歴として認められるわけではありません。
介護士の業務は多岐に渡りますが、入浴介助のみを担当していた場合は認められない可能性も。
"Main Duties"に書いてある職務をどの程度こなしていたか、判断材料の一つとして使われます。
「重要ポイント②」
Main Dutiesを調べ、業務内容と合致しているか確認。
「NOCを調べる為の行政のサイト」
Main Dutiesに注目しながら読んで下さい。
https://noc.esdc.gc.ca/Search/QuickSearchJobTitleResults
尚、カナダには100を超える移民プログラムがあり、永住権の申請要件はそれぞれ異なります。職歴が必要なプログラム
もあれば、不要な事も。また、スキルジョブ(TEER0~3)の職歴が使えるプログラムもあれば、ノンスキルジョブ
(TEER4&5)のみ使えるプログラムもあります。
そのあたりのお話は別の機会に。。。