さぁ次はサグラダ・ファミリア西側に面する受難のファサードへ行こう。
 
受難のファサード真ん中の扉には、聖書の文字が刻まれている。
 
受難のファサードをしたから見上げる。
イエスの誕生の喜びを表した生誕のファサードとは一転、こちらはイエスの最期の日々を表している。
image
 
ユダが口づけをしたことにより、イエスの正体が兵士にばれて捕らえられてしまう。
image
16の数字からなるモチーフは縦横どの数字を足しても、和が33になるという不思議なもの。
33はイエスが亡くなった年齢。
なんでいきなりこんな数字をだしてきたんだろう。
 
鞭打ちの刑を受けるイエス。だいぶ大きい。
image
人物がデフォルメされているので、ロープの彫刻がよけいリアルに見える。
 
鞭打ちの刑のあと、茨をかぶせられるイエス。
image
 
十字架を背負い、十字架にかけられるイエス。
image
 
ガウディのデザインした兜を被っている兵士。
左側に映っている人物はガウディをモデルにしたそう。

始めて受難のファサードの彫刻を見たときは、生誕のファサードとあまりに印象が違い驚いた。
ガウディの作風からだいぶかけ離れている印象を受け、違和感を感じたのだけど、
イエスの最期をリアルに表すのもどうなのかとも思うようになった。
 
教会には年齢や性別を問わずに、世界中から色々な人がやってくる。
刺激的な作品を見て、トラウマになってしまう人もいるかもしれない。
そう考えると、これくらい無機質な彫刻の方が良かったのかもしれない、と1人で納得。
 
サグラダ・ファミリアは写真や映像で見ていたけれど、やっぱり目の前で見ると迫力が違う。
百聞は一見に如かず。
先人の知恵は素晴らしい。