手術前々日に入院し、頭髪を短くしました。担当医師からは坊主頭にする必要はないと言われていましたが、部分的に髪を切られてブチにされるのが嫌だったので、院内の床屋で一番短い髪(五厘の丸坊主)にしました。結果として、予期しない脳内出血のため予定部位以外も開頭することになったので、五厘刈りは正解だったようです。

手術の前日は特にすることもないので病棟をぶらぶらしていると、前の職場の同僚にバッタリ会いました。お互い所属している部門は別々でしたが、部門間で交流することもありよく知っている人でした。彼は整形外科で人工関節の手術を受ける予定だとか言ってましたが、思わぬ奇遇にびっくりでした。夕食前に1時間ほど互いの消息話をすることができて、少し気分も和らいだような気がしました。それから看護学生が手術に立ち合いたいということだったので了解して自己紹介をしておきました。
手術日の朝は絶食なので食堂へ行かずに部屋で待機していると看護師が迎えに来ました。まだ歩行可能な状態でしたが、院内移動はストレッチャーに横になって手術室まで運ばれて行きました。手術室では麻酔科の医師と挨拶したところで注射をされて記憶がなくなりました。意識が戻ったのは約24時間後のICUのベッド上でした。本来の手術予定時間は12時間ほどでしたが、予期せぬ出血で開頭手術が追加となり22時間ほどになったとのことでした。気が付いた時にICUの床には数名の医師が仮眠しているのが見えました。それから24時間ICU内に居て、自分の病室に戻されたのは翌日の昼でした。もちろん身体は自由には動かせませんし、チューブだらけのスパゲッティ状態です。手術中に何が起こったかを知るのは後日の話です。