検査結果から、どうやら脳腫瘍で余命は3年程しかないらしいということでしたが、これを誰に告げるべきかについて、さんざん悩みました。両親、同居人、子供、兄弟、会社関係など、知らせておくべき人も居ますが、知らせるべきでない人もいる訳で・・。

昔であればこの種の疾患は本人には教えませんでしたが、現在では告知することがデフォルトになっているようです。もっとも今回は循環器科の医師に私がMRI像を見ながら病状を説明をしましたので、本人に秘密にしておくことは不可能でした。
まずは事実を冷静に受け取ることが困難そうな人には知らせないことにして、両親と子供は術後にすることにして、同居人と会社関係者に告げることにしました。当時存命中であった両親には、結局、事実を告げることはできませんでした。同居人への告知については、かなり注意しないとパニックになるかもしれませんので、担当医にお願いして精密検診が必要ということで「可能性の話」として知らせました。会社には至急後継者を決めるように連絡して、後継が決まり次第退社すると告げました。会社は、できれば半年ほど時間が欲しいとのことでしたが、このことを脳外科の医師に伝えると、以前よく似た病状の患者が居て治療開始を半年遅らせることにしたが、結局、治療開始前に亡くなったと言われてしまいました。最悪のケースを考えると治療を遅らせる選択肢はないということでしたが、精密検査と手術の準備等で3ヶ月ほど待っことにはなりました。

周りに告知はしましたが、患者本人の心のケアをしてくれそうな人は見つかりませんでした。しょうがないですね。