ミラクルの一歩手前を目指せ!…南越谷・新越谷「七左町」の指定村社だったお稲荷様にお詣り♪ | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

ミラクルの一歩手前を目指せ!…南越谷・新越谷「七左町」の指定村社だったお稲荷様にお詣り♪

 

東武スカイツリーラインとJR武蔵野線がクロスする埼玉県東南部の交通の要衝「新越谷(南越谷)」駅・・・

 

皆さんは、この駅の周辺をお散歩したことがありますでしょうか?

 

恐らく、東武(新越谷)とJR(南越谷)を合わせて1日約27万人が乗り降りする利用者の大半は、「単なる乗換駅」として使っているだけで、実際に街を歩いたことが無いのではと思います。

 

今回は、駅の西口から直線距離で約600mの場所に、立派な社殿があるお稲荷様を見つけましたのでご紹介したいと思います。

 

「ミラクル」の手前

新越谷・南越谷駅の南西へ直線距離で約800mの場所(埼玉県越谷市新越谷1-59)には、「ミラクル」という愛称名で呼ばれている越谷市科学技術体験センターがありますが・・・

 

今回目指す神社が鎮座しているのは、そこから約350m北(JR武蔵野線の高架寄り)の場所。

 

住宅街の中に「指定村社稲荷神社」という文字が彫られた、昭和3年建立の社号標を見つけました。

※埼玉県越谷市新越谷1-38-3(下七左稲荷神社)

 

民家の間を抜けて行く参道を40mほど進むと、立派な石製「一の鳥居」が建っていました。

 

裏側に回ると、平成17年建立の文字を確認。

 

なるほど、真新しく思えるわけだ!

 

扁額には「正一位稲荷大明神」と書かれています。

 

旧鳥居?

一の鳥居の正面左手側に見えるのは、かつて別当寺としてこの神社の西に隣接して存在したという真福寺の地蔵堂。

 

同寺は神仏分離によって廃寺となりましたが、残存している法印墓地の端にあったのは・・・

 

これは、平成17年の建て替え前に存在した旧鳥居の残骸でしょうか?

 

何と、寛政6(1794)年の文字が刻まれていましたよ!

 

春にはこんなに美しい!

※本ブログ管理者2024年3月30日撮影

 

これは、絶対に新越谷(南越谷)駅の周辺を、たまにはお散歩しなきゃ「損」だ。

 

それでは、いよいよ「一の鳥居」から逆「く」の字型に途中で折れ曲がりながら50m先へ進んだ場所にある拝殿を目指して歩き出しましょ♪

 

背後は商業施設

拝殿向かって参道右手には手水舎がありますが、蛇口を捻っても残念ながら水は出ず・・・

 

鮮やかな朱色が美しい「二の鳥居」を潜り抜けるとお狐様が守護される拝殿ですが、その背後には食品スーパーのカスミが核店舗となる「ピアシティ南越谷」という商業施設看板が見えます。

 

この下七左稲荷神社は、当地周辺の新田開発が進んだ寛永2年(1625)に創建。

 

周辺一帯の新田開発を進めた会田七左衛門政重の関与が推定されているようです。

 

この七左衛門が関与した新田開発の範囲は広く、国道4号線のバイパスやJR武蔵野線の高架を挟んで向かい側(上七差地区)にも広がっていますよ。

 

江戸期には七左衛門村の鎮守社だったといい、明治39年には村社に列格していました。

 

ガッチリと上屋根で保護された本殿・・・

 

社殿正面から見て左手側には境内社があり、うち1つは金毘羅神を祀るとの事。

 

おちり♪

境内社はここだけでなく、神社入口の社号標があった場所から道路を挟んで斜め向かい側にも飛地境内社があり、天神様をお祀りしています。

 

セクシーな狛狐さまの「おちり」を見たら、昭和47年生まれであることが分かりました。

 

ちなみに、鎮座地の町名が「新越谷1丁目」に変更されたのは平成28年のこと。

 

それまでは、七左町2丁目(七左衛門字細沼)と称していました。

 

上述した通り、かつて肥沃な水田稲作地帯であった「七差町」の範囲は広く、国道4号(越谷バイパス)とJR武蔵野線を挟んで向かい側・・・

 

北西へ直線距離約1.3kmの場所には「上七差」の稲荷神社と、その別当寺である真言宗豊山派寺院の観照院が現存しています。

※埼玉県越谷市七左町7-278~286、やはり開拓者である会田七左衛門政重が開基と伝承

 

まぁ難しい事は後回しにして、とりあえず美しい境内の花だけ見て行ってくださいね♪

 

広々としていて明るく開放的で綺麗に整備された境内は、周辺一帯における区画整理事業の施工に伴い平成18年に社殿を含めて再造営された事によるものとの事。

 

常時無人の神社なので御朱印はありませんが、運が良ければ映え写真が撮れるかも?

 

東武の駅ビル

「ヴァリエ」

帰りに新越谷駅の商業施設でお買い物♪

 

1998(平成10)年に開業した「新越谷VARIE」は店舗面積18,940㎡!

 

地方の県庁所在地クラスの都市代表駅にも勝る、5階建て規模の大規模な駅ビルです。

 

今回は、1階のモロゾフで「ファヤージュ」という焼き菓子を買ってみました♪

 

1986年に発売され、幅広い層の人々から愛され続けてきたモロゾフのロングセラー商品が「ファヤージュ」。

 

フランス語で「木の葉」を意味するこの焼き菓子は、パリっと薄く軽やかな食感と、チョコと香ばしいナッツが繊細に重なり合う味わいが魅力。 

 

 

モロゾフ全体で1日に約8万枚を焼き上げる人気商品なんだそうですよ! 

 

まぁ、1語で言えば「薄い木の葉型のクッキー」ってところかな?

 

常温保存で、消費期限が製造日より315日と長いのが嬉しいですよね。

 

薄く細かく繊細に散りばめながらサンドして焼くのは、相当に大変な作業なんだろうなぁ・・・

 

おかげさまで巷の評判通り、クッキーとナッツとチョコレート、それぞれの味と食感が繊細に重なり合って美味しい♪

 

安心して、他所へ手土産(贈答品・返礼品)として持って行けそう!

 

いかがでしたでしょうか?

今回は、「乗換駅」として使う人が多いけど、街をゆっくり歩いたことが無い人が多い埼玉県の新越谷(南越谷)駅近くにある鎮守神社をご紹介しました。

 

同じような立ち位置にあるのは、千葉県の西船橋とか・・・

 

新松戸なんかもそうですが、やっぱり元々は貨物列車の迂回路線として開業した経緯から武蔵野線絡みが多いですよね。

 

皆さんも是非とも、普段の平日は時間に追われて忙しく駆け抜けて乗り換えるだけの駅近を、たまには休日にお散歩してみてはいかがでしょうか?

 

もしかしたら、思わぬ発見があるかもしれませんよ♪