「松屋」の味を受け継ぐ…1皿570円で大盛無料!牛丼屋じゃない蒲田の「昭和」を語る伝統のカレー | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

「松屋」の味を受け継ぐ…1皿570円で大盛無料!牛丼屋じゃない蒲田の「昭和」を語る伝統のカレー

 

今回の記事は、東京都内の駅近くでチェーン店と変わらぬ安さで美味しいカレー屋さんを探しているには参考になるかも?・・・

 

JR京浜東北線「蒲田」駅の西口から直線距離で約400m北西の場所に鎮座する女塚神社(おなづかじんじゃ)さまに来ています。

※東京都大田区西蒲田6-22-1

 

東京工科大学(日本工学院)前の五差路からセブン-イレブン裏の細い路地へ入り、ダイチ薬局前で大城通り商店街に合流・・・

 

ファミリーマートの先、蒲田駅を背にして左手側に昭和12年建立の社号標がありました!

 

大田区立相生小学校の隣接地が、神社の境内になります。

 

創建から666年?

境内に入って社殿向かって右手側に手水舎があり、普通の水道のように蛇口を捻ると水が常時使える状態になっているのが嬉しい♪

 

この神社の創建年代は不詳ですが、新田義興公が多摩川「矢口の渡し」で憤死するのに関連して亡くなった義興の侍女「少将局」を、村民がこの地に祀ったといわれています(後述)。

※少将局=「しょうじょうのつぼね」

 

新田義興が戦死した「矢口渡の戦い」が正平13(1358)年なので、南北朝時代の創建と推定されているようです。

 

主祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)さまで、現在の社殿は1965年に再建との事。

 

そんな訳で、ここは八幡様が現在の「主柱」扱いになっているらしい・・・

 

拝殿の正面に向かって右手側には、境内社の「女塚稲荷」さまが鎮座しています。

 

狛犬さんも笑ってるぅ~♪

 

今日も良い天気ぃ~音譜

 

主社殿の正面向かって左手側に鎮座している境内社は、白山神社さま。

 

石階段を上って女塚神社の主社殿よりも高い位置にあり、御神木も聳え立っています。

 

八幡様は

後年に合祀?

実は女塚神社の創始は「八幡社」と呼ばれ、当時の女塚村429番地(蒲田駅東口付近)に鎮座していました。

 

しかしながら明治5年、京浜間に鉄道が敷設されるため明治21年に現在地へ遷座されます。

 

その際に、現在の「女塚神社」と改称されたのだそうですよ。

 

遷座された現在の社地は、上述した通り、新田義興公が憤死した際に侍女であった少将局が忠節を尽くしてともに害せられたのを村民が憐み、この地に祀れた場所。

 

八幡社を遷座する以前より、村民の崇敬の厚い聖地でありました。

 

現在も主社殿左側の白山神社前に女塚霊神の塚が残っていて、これが史跡「女塚古墳」です。

 

っという訳で、八幡様が「主柱」になったのは割と最近(明治以後)の出来事らしい・・・

 

新田義興の侍女「少将局」を祀り、御神木が聳え立つ女塚に鎮座する境内左手側の白山神社さまが、元来この場所にあった「真の主祭神さま」だったのではないかと思われます。

 

平成5年に建立された皇太子殿下(現在の天皇陛下)の御成婚を記念する石碑もありました。

 

女塚神社としての御朱印は、現在の管理神社である蒲田八幡神社さまで書置きのモノがいただけるようです。

 

普段は宮司が常駐していない神社ながらも、主社殿は綺麗に保守管理されている様子・・・

 

一方の白山神社さまの社殿には「愛の神」と書かれた木札があり、南北朝時代の美女が新田義興へ抱いた「想い」を、600年以上経過した今に伝えています。

 

 

でも、「想い出は、いつも綺麗だけど、それだけではお腹が空くわ♪」・・・

 

松家カレー

さぁ、家に帰るまで小腹が減ってテンション下がった貴方にお勧めなのが、日本工学院前の5差路近くにある「蒲田のソウルフード」と言われるご当地の歴史を引き継いだ1皿のカレーライス。

※東京都大田区西蒲田7-5-4

 

基本メニューのポークカレーは、税込み570円から販売しているではありませんか!

 

手動の横引き扉を開け閉めして店の中に入り、すぐ右手にある自動販売機で食券を購入と同時に厨房にはオーダーが伝達されるシステムなのだそうですよ。

 

カウンター7席、テーブル16席の中から空席を探し、セルフで水を注いでしばらく待つと店員が来てくれるので、その際に無料サービスの大盛希望を言えばOK♪

 

ライス大盛無料!

元々は昭和37年、蒲田駅東口に開業し平成5年に閉店するまで、32年間営業した「松屋カレー」で、暖簾分け店として平成8年、現在地である蒲田駅西口に開業したのだそうですよ。

 

その際、牛丼屋さんとの区別をつける為に、屋号は「屋」の字を「家」に変えたのだとか・・・

 

もちろん、業界大手の牛丼チェーン「松屋」との関係は一切無し。

 

完全なる地元の個人営業店で、カレールーも昭和37年当時の製法のままなんだそうですよ!

 

ルーだけでなくトッピングにも手作りにこだわっていて、メニューによっては提供まで時間がかかることもあるので、まるで漫画喫茶のように沢山のコミック本を置いているとの事。

 

ちなみに、大盛(350gまで)無料なのはライスだけで、ルー大盛りは追加料金120円だそうです。

 

コスパ「◎」

今回は日曜日の夕方6時前に入店し、先客5名の状況の中で基本メニューのポークカレーを追加トッピング無しでオーダー♪

 

たった3分で、辛さよりもコク・旨味重視の家庭的な1皿のカレーライスを頂くことができました!

 

あと、ご飯の炊き加減も「日本人好み」をよく研究しているみたいで、好印象。

 

最近、ココイチとか値段高いから、コスパ(量と安値)重視派にはありがたいお店だと思います。

 

もう1つの伝統

卓上にある上野の老舗「酒悦」の福神漬を、客の好みで好きなだけ添えられるのも、初代店からの伝統を引き継いでいる点の1つだそうですよ。

 

そうです!、あのカリカリとしたオレンジ色っぽい乾燥気味の福神漬けです。

 

オレ個人的には、水分が多く色鮮やかな赤い福神漬けよりも、漬物特有の酸味・臭みが無くてこっちのほうが好き♪

 

酸っぱく匂う漬物が苦手な人には、お勧めですよ!

 

さて、南北朝時代の美女を祀る神社にお詣りし、ご当地ソウルフードのカレーライスでココロとお腹も満たされたので、蒲田駅から京浜東北線の電車に乗って帰ろっと♪

 

いかがでしたでしょうか?

今回の記事は、東京都内の駅近くでチェーン店と変わらぬ安さで美味しいカレー屋さんを探している人を念頭にして、記事を書いてみました。

 

後半でご紹介した蒲田駅西口からたった160m、東京工科大学(日本工学院専門学校)近くにある「老舗の味」を引き継ぐ松家カレーさんは、コスパも良く家庭的な1皿を頂くことができますよ。

 

同じ名前の牛丼チェーン店で食べるカレーも、コスパに関しては同等レベルだけど・・・

 

「昭和の味」「地元のソウルフード」を味わいたい人は是非とも、東京の羽田空港近くに位置する街・蒲田へ行った際には「松家カレー」を一度、召し上がってみてはいかがでしょうか?