鰻よりも低カロリー!味は淡白だけどタンパク質は同等♪房総のむらでナマズ料理を「食べる体験」 | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

鰻よりも低カロリー!味は淡白だけどタンパク質は同等♪房総のむらでナマズ料理を「食べる体験」

 

皆さんはナマズ(鯰)という川魚を食べたことはありますか?

 

現在、日本の魚市場や魚屋の店先でナマズを見かけることはほとんどありませんが、かつては全国各地で食されていたそうですよ。

 

実は鰻よりも低カロリーで同等のタンパク質含有量があるとされるナマズを、今回はかつて賑わった古い町場の景観を再現した千葉県立「房総のむら」で、食の実体験です♪

※千葉県印旛郡栄町龍角寺1028(入場料300円が必要)

 

ナマズ料理に興味を持っている人だけでなく、千葉県内でも有名な休日には家族連れなどで賑わう観光地となった「房総のむら」の風情をWEBで味わいたい人には、参考になるかも!

 

再現された街並み

前回と同様に、香取市(旧佐原市)などに残る古い町並みを参考に、商家16棟と総屋・地蔵・辻広場・稲荷境内で構成された、人々で賑わう町場の景観を再現したゾーンをお散歩です!

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全てではありませんが、建物によっては2階部分まで階段を上がって室内を見学できますよ♪

 

何と、街角のお稲荷様まで再現されていました!

 

稲荷神は、食物や蚕桑の神として古くから人々に崇拝されていますよね。

 

この稲荷は、佐原にあるいくつかの稲荷社を調査して作られたもので、鳥居は千葉県香取市多田(旧佐原市域)の朝日森稲荷神社の鳥居をモデルとして作成されているとの事。

 

但し、御朱印は無いみたいです(残念)。

 

冬季限定

江戸時代には主として川魚類の仲買を行い、明治以降にウナギの蒲焼きや小魚の佃煮を売るようになった地元の店を再現したという「川魚かとりや」。

 

こちらのお店では、冬季限定でなまず料理の実演や製作体験を行っています。

※夏季は食材が「鰻」に変更されるらしいです

 

この日(2月中旬の日曜日)は数量限定でナマズのフライ(税込100円)と、「ひっこがし汁(税込200円)」の食事体験が行われていました。

 

生きたナマズ泳いでいる姿も見れましたよ♪

 

ナマズの料理法としては味噌汁や澄まし汁などの汁物として食する例が多く、千葉県の印旛沼周辺に伝わる、今回頂いた「ひっこがし汁」もこの仲間です。

 

また、タレを付けて照り焼き・蒲焼きにしたり、天ぷらや唐揚げにしたりして食べるのが一般的なのだとの事で、今回は塩を付けて頂いてみました♪

※店頭調味料はソースも選択可

 

実際に食べてみると、淡白な味の白身魚といった感じですね。

 

川魚にありがちな泥臭さも全くありませんでした。

 

ナマズの食べ頃は身が大きくしまってくる冬場が良いとされています。

 

ウナギと比較すると脂も少なく、サッパリとした淡白な味でした。

 

【ウナギとの栄養比較(可食部100gあたり)】

ウナギ・・・エネルギー255kcal、タンパク質17.1g、ビタミンA2 400IU、ビタミンB2 0.48mg、亜鉛1.4mg

ナマズ・・・エネルギー159kcal、タンパク質18.4g、ビタミンA 71IU、ビタミンB2 0.1mg、亜鉛0.6mg

 

滋養強壮効果(ビタミンA2・B2や亜鉛の含有量)はウナギに比べて大きく下回るものの、ウナギよりも低カロリーで、タンパク質含有量は同等であることがわかります。

 

佐原をイメージ?

ナマズを頂いたお店の先には、千葉県香取市佐原をイメージしたような河岸が再現された掘割がありました。

 

佐原の町の中心部(伊能忠敬の旧宅前)には、こんな感じの川が流れていましたよね♪

 

利根川の右岸に成立した佐原の町は古くから水郷の町として栄え、中心市街地の小野川沿いには小江戸とも呼ばれる当時の町並みが残っています。

 

また、江戸時代に日本初の測量地図を作った伊能忠敬の養子婿先の地としても有名ですね。

 

自動車の発明以前は、大きな重たい荷物は船で運搬するのが主流でした。

 

なので、船が運航できる水辺には川湊が発達し、そこから物資の集散地として栄えた場所には古くからの街並みが残っています。

■本ブログ内関連記事(山形・大石田の例)参照

 

街並み散策

腹ごなしに、もう少しだけ古い商家が再現された街並みを歩きましょう♪

 

道が少し弓なりに曲線状になっているのは、街並み全体が見渡せるのと、実際よりも規模が大きな町に見せる効果を狙ったランドスケープデザイン設計の「定番」です。

※現代の商業施設設計でも、よく使われている手法ですね

 

背負いかご・一斗ざる・筌(ず)など、北総地域にみられた農具や漁具を中心としたさまざまな竹製品を売る店を調査し、それをもとに建てられているという商家に入ってみました♪

 

こちらのお店(細工の店「きよすみ」)店内には、ざる・かごなどの販売品や材用となるマダケ・モウソウチク・メダケの竹皮をタガ状にしたもの、さらに張り子などを展示しています。

 

1階の屋根の上(2階部分)には「佐倉堂」と書かれた屋根看板、店先には薬の袋を模した袋看板があるのは、薬屋さんでしょうか?

 

「紙屋」の暖簾が出ているお店の中に入ると、文字通り紙が入っていた箱にコモを巻き、紙屋の看板とした飾荷が展示してありました。

 

お店によっては2階部分の展示室を見学できますが、もちろん土足厳禁で、古い商家にしては比較的緩やかに再建された階段を上り、感染症対策のために「1人ずつ」入室。

 

写真撮影は一部展示を除き可能ですが、フラッシュや三脚使用は禁止です。

 

辻広場

立派な店蔵の前(再現された街の中心部)には、辻広場も再現されています。

 

江戸時代の町には、人々が集う公共的な広場としての、この辻広場が大きな役割を果たしていたのだそうです。

 

辻広場にある江戸の火の見櫓(やぐら)は、定火消の発足と共に作られました。

 

高さは約3丈(約9m)で、その後に設けられた大名火消屋敷や町の木戸の火見櫓はこれより低くなければならなかったそうです。

 

江戸時代の人々は火事を発見すると、定火消は太鼓で、大名火消は板木で、町方は半鐘を鳴らして知らせたみたいですね。

「房総のむら」に再現された高さ7m余ある火の見櫓の半鐘は、当時の千葉県印旛郡白井町富塚(現在の白井市)にある太子堂の半鐘(銘慶応元年)をモデルとして作成したとの事。

 

いかがでしたでしょうか?

今回は、ナマズ料理に興味を持っている人や、休日に多くの家族連れなどで賑わう千葉の観光地「房総のむら」の風情をWEBで味わいたい人向けに書いてみました。

 

参加体験型の博物館として昭和61年4月1日に開館した「千葉県立房総のむら」・・・

 

今回のメインでご紹介した川魚のお店では、主に土日祝や学校の夏休み期間等を中心に、うなぎの蒲焼き、なまず料理、鯉料理などの実演や製作体験を行っているようです。

 

但し、毎日ではないので、予め施設公式HPで「体験スケジュール」を確認してから行かれることをおススメしますね。

 

特に、今回ご紹介したナマズ料理は、2023年は2月11~12日の限定だったようです。

 

ゴメンナサイ・・・来冬に是非とも体験してみてくださいね♪
 

近くにある温泉もおススメですよ♪

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