たった一瞬だけ、車窓から伝える願い…錦糸町パルコ駐輪場に鎮座する伏見稲荷さま
JR総武快速線の東京 - 錦糸町駅間が開業したのは、今からちょうど50年前の1972年(昭和47年)7月15日の事なのだそうですよ。
錦糸町駅付近の線路沿い、パルコ(PARCO)の3階テラスにある駐輪場に小さな神社があるのをご存知ですか?
千葉方面から東京都心へ向かう電車を毎朝利用していて、錦糸町駅付近を通る度に以前からずっと気になっていたんですよね・・・
今回は総武線ユーザーを代表(?)して、車窓から一瞬だけ手の届きそうな錦糸町パルコの駐輪場に祀られている神様に願いを届けるべく、参拝してまいりましたのでご報告いたします♪
パルコの裏へ
錦糸町駅南口の改札を抜けて、パルコ(楽天地ビル)の裏にある駐輪場を目指します。
ちなみに、錦糸町駅の1日平均乗降客数(外出自粛前)は、東京メトロも含めて1日約32万人。
スロープを上がって3階へ・・・
ちなみに、駅前によくある駐輪場入口で係員のオジサンが待ち構えているような駐輪場ではなくて、自動精算機払いの駐輪場なので、自転車持っていない人でも普通に入場できますよ♪
※東京都墨田区江東橋4-27-14
背景は
スカイツリー!
やっと「謁見」させていただくことができました・・・このご縁に感謝申し上げます。
扁額には「伏見稲荷」の文字が刻まれており、奥の小さな祠には一対の小さな狛狐様がいらっしゃいました。
奉納されていたのは、何故か宮城県の地酒「浦霞」。
すぐ後ろを総武線の電車が走り抜けていきました。
駅のホームでも
「狐(お稲荷)」さま
参拝後は、島式ホーム2面4線の各島ごとに1箇所ずつあるJR東日本の子会社が運営する立ち食いそば「大江戸そば」で、きつねそばを頂きます。
ホーム上のお店が、ニューデイズ(JR[東日本の子会社が運営する駅中コンビニ)や、コーヒーショップ(同系のベックスコーヒー)等に転換しつつある中・・・
忙しく発着する電車を間近で感じながら、ホーム上で蕎麦が啜れる今時としては希少なお店が錦糸町駅には残っていました。
ただし、東京近郊のJR駅の場合は、ホーム上に残る店もすべて外気から完全に遮断され閉ざされた空間(小屋)の中で食べるスタイル(保健所からの指導強化?)。
残念ながら、昔ながらの「吹き曝し」スタイルではありませんが、とりあえず、先ずは食券を購入して店内でササっとスタンディングで1杯頂いちゃいましょ♪
信頼と
安心の1杯
特筆すべき点は何も無い予め茹でられた麺を熱湯で2分程度戻すだけの柔らか麺ですが、甘辛の関東風つゆ(汁)が絡んでチュルチュル一気に行けちゃいます!
お稲荷様(油揚げ)も適度に味が染み込んでいました。
まさに「信頼と安心の1杯」・・・たとえワンパターンだと知っていても、50分後には正義の味方が登場して悪役をバッタバッタ斬り倒すテレビ時代劇のような「定番の1品」。
究極のこだわりグルメばかり追い求めていると、何故か不思議と定期的に(時々)、廉価で素朴な味が恋しくなって、気がつくと時々(たまに)食べてしまっている自分が居ます。
いかがでしたでしょうか?
今回は、JR総武快速線(東京―錦糸町)開通50周年に因み、錦糸町駅停車時に車窓から一瞬だけ拝める錦糸町パルコ駐輪場テラスにある小さな祠(神社)をご紹介いたしました。
御由緒書が見当たらないので詳細(鎮座経緯)不明なのが残念ではありますが・・・
楽天地の屋敷神であるなら、慣例的にいっても本館の屋上などに祀るのだろうけど、こういう場所であるなら、この場所にデパートができる遥か昔からこの地に存在していたのでしょうか?
普段、もしかしたらこういった事例が他にも多々あるのかもしれませんね・・・
皆さんも是非とも、普段歩き慣れた場所にも「もしかしたら?」何か由緒ありそうな小さな祠があるかもしれませんので、たまには手を合わせてみてはいかがでしょうか?
もしかしたら、(良い意味で)予想外の御利益が授かるかもしれませんよ♪