春分の日は真っ直ぐ照らす!…ご祭神が海から上陸した上総國 一之宮「玉崎神社」元宮を散歩する♪ | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

春分の日は真っ直ぐ照らす!…ご祭神が海から上陸した上総國 一之宮「玉崎神社」元宮を散歩する♪

 

現在の千葉県中部に相当する「上総国」・・・その国のナンバーワン神社(一之宮)といえば、玉崎神社(たまさき神社…千葉県長生郡一宮町一宮3048)ですね。

 

その御祭神は海から上陸したとされ、元旦の初日の出で有名な釣ケ崎海岸には鳥居が立ち、玉前神社の例祭では、この浜で大規模な祭事が斎行されます。

※近似(川から上陸)の事例に、同じ千葉県(下総国一之宮)の香取神社があります

■本ブログ内関連記事参照

 

さて、

皆さんは「レイライン」という言葉をご存知ですか?

 

春分と秋分の両日には、日の出位置と玉前神社とを結んだ延長線上には、相模・寒川神社(■本ブログ内関連記事参照)→富士山頂→山梨・七面山→琵琶湖・竹生島→京都・元伊勢神社→鳥取(大山)・大神山→島根・出雲大社が一直線に並びます。

 

これを『ご来光の道=レイライン』 と呼んでいるのだそうです。

 

本記事に掲載した元旦「初日の出」写真の場合は、太陽の昇る角度が緩やかに寝てしまって、南東方向に大きくズレているのですが、春分・秋分の両日は「真東」に昇るので、直接鳥居に当たるという訳ですね。

 

 

今回は、

太東駅からアクセス

 

太東駅(たいとうえき)は、1899年(明治32年)12月13日開業の千葉県いすみ市岬町椎木304-3にあるJR外房線(千葉起点49.3km地点)の駅。

※2019年乗降客数872人/日

 

所謂「停車場県道」を進んで行きます・・・きちんとした起点標が残存する千葉県道って、なかなか探しても見当たらない珍しい部類ですよ~

 

千葉県いすみ市は、平成の大合併によって2005年(平成17年)12月5日に夷隅郡夷隅町、大原町、岬町が合併し、千葉県内34番目の市として誕生した人口35,000人の自治体。

※人口密度227人/k㎡(2020年11月1日推計人口)

 

旧大原町および旧夷隅町は「いすみ市」から始まる普通の住所になりますが、旧岬町(みさきまち)の区域だけは「いすみ市岬町(みさきちょう)」という地名の書き方になるのが特徴です。

 

その後、県道152号へ右折~右折で転線し、一宮町に入っていきます。

 

市町界には国土地理院設置の水準点がありました・・・地形図で確認したところ、標高31m地点でしたので、海まで直線2km足らずの距離ですが丘陵の上に居ることがわかります。

 

また、市町界は千葉県の県道を管理する土木事務所の管理境界になっているようです(いすみ市側が夷隅土木事務所、一宮町側が長生土木事務所)。

 

 

神洗神社 

 

神洗(かみあらい)神社は、玉前神社の元宮と言われ、釣ヶ崎海岸から1kmほどの周囲が山や森に囲まれた、静かな場所に鎮座します。

※手水舎はありません(玉崎神社から南東へ直線約5kmの場所にある「末社」の扱い)

 

玉前神社の御祭神である玉依姫命のほか、夫神=鵜茅葺不合命、姉神=豊玉姫命、そして、姉神の夫神である日子火々出見命が祀られています。

 

玉前神社の例祭では、神輿散会後に、こちらで「奉告祭」が斎行されているそうです。

 

見所は境内に入って左側、茂みに隠れるような場所にある「神洗池」で、この池こそ、ご祭神が海から上陸された時、その身体を洗われたと伝えられる池なのだそうですよ!

 

外房のパワースポットとして有名な玉崎神社まで来たら、少し頑張って是非ともこちらの「元宮」のほうまで足を運び、静寂な神聖な空気に浸ってみてはいかがでしょうか?

 

そして、一宮町の中心部にある玉崎神社へ・・・

 

一之鳥居は、真東を向いて建てられています

 

太平洋・九十九里浜まで、わずか3kmなので、距離的にも祭神の点でも、海と関りが深い神社だと言えますね。

 

そして、本記事冒頭でご紹介した通り、いわゆる「レイライン」の起点となる神社になります。

 

 

駅近くの喫茶店

 

観光物産直売所・観光案内所・カフェが併設されている「エキスタ」というカフェ&バーです。

※千葉県長生郡一宮町一宮2738-1(JR外房線「上総一ノ宮」駅から鴨川方面へ線路沿いに歩いて310mの場所)

 

ここでパニーニのセットを頂きました(800円+コーヒー通常400円のところ同時購入で300円)。

 

食事も美味しいし、コーヒーもフレンチプレスを使用しているので、豆の甘く豊かで香ばしい匂いが店中に広がり、コーヒー好きにはたまらない心地よい空間でしたが、価格はちょっと高め。

 

トーストと茹で卵とコーヒーだけに簡素化して、時間帯限定のワンコインで買えるモーニングセットみたいなメニューがあれば、もっとお客さんが増えるのではないかと思いました。

 

いかがでしたか?

今回は、上総国一之宮である「玉崎神社」の御祭神様が海から上陸されたことと、春分・秋分の両日には『ご来光の道=レイライン』の起点になることに因んで、釣ケ崎海岸神洗神社を中心にご紹介いたしました。

 

東関東における人気パワースポットの1つである玉崎神社については、他のブログ等でたくさん人がアップされていらっしゃいますので、あえて今回は「元宮」とされている神洗神社にスポットを当ててみた次第であります。

 

皆さんも是非とも、玉崎神社に参拝された際には、直線距離でも約5kmも離れていますが、こちらの元宮と、神様の上陸地点まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか?

 

参拝帰りは、歴史と伝統ある和菓子屋さんや茶店も良いけど、駅近にある町の観光案内所と直売所が併設されているお洒落なカフェで「他人とは違う」一宮町周辺におけるお散歩の楽しみ方を提案させていただき、本記事の最後を締めたいと思います。

 

今回も最後までお読みいただいた方に深く感謝申し上げます。