鍵付き個室ネットカフェは、カプセルホテルの代わりになるか?…快活クラブ府中店を使ってみた感想
甲州街道(国道20号)を西へ・・・都心から新宿を抜けて、調布・府中方面に向けて自転車を漕いで行くのですが、いつ来てもこの道は1車線あたりの幅が狭く、手に汗を握ります。
道路幅自体は両側歩道を含め18m(□外部リンク参照)なので、昭和30~40年代に計画されたバイパス道路の標準設計なのですが、街路樹の分だけ車道側が削られて、類似的な他のバイパス道路に比べて狭く感じます。
これでも一応、4車線区間については1車線あたり3.25mは確保されていると(目視推測で)思われますが、、、
無事に府中駅前まで来ましたが・・・本当に無理やり右折レーンを設けて5車線を確保していることが、この写真からよくわかります。
路肩の余地は完全に皆無で、クルマの左側車輪は道端部に設けられた側溝のコンクリート蓋を踏まないと、車線の枠の中に収まりきれません。
1車線あたりの幅は(目視推測で)、恐らく大型車の幅ギリギリの2.75mしか無く、交差点部分で並走するのは難しいと思われます。
さて、
府中駅前のシンボルロードであるケヤキ並木通り沿いにあるビルの6階・・・以前に行ったことがある「縄文の湯(■本ブログ内関連記事参照)」に近い場所なのですが、、、
今回は、ネットカフェの鍵付きの完全個室化を推し進めている快活クラブさんの、府中店を試しに使ってみることにしました。
既存の快活クラブは何度も使ったことがあるのですが(■本ブログ内関連記事参照)・・・本ブログ管理者は今回初めて「鍵付き個室」を利用させていただきます。
ICカードキーを受付で渡されるので、常に首からストラップをかけて携帯していないと、飲み物を取りに行った後で、ついうっかり部屋に入れなくなった・・・なんてことがあるかも(笑)。
皆さん、これは要注意ですよ!
それにしても、本当のホテルみたいなセキュリティレベルですよね♪
あれ、、、
いつもと違う?
あーなるほど、、、TV(ビデオ)とPCが一体化しているので、PC電源と同時にTVリモコンの電源も入れないと起動しないのですね。
通常ブース設置店ならば、受付後は既に快活のトップメニュー画面が起動しているのですが、鍵付き個室の店舗は自分でやらなければなりません。
まぁ、そんなこんなで、いつもの快活クラブの管理画面立ち上がったけど、それでも何か違う感じがする・・・そっか!この店は軽食の提供が無く、メニュー画面が存在しないのだ。
その代わり(快活全店で)外部からの飲食物持ち込み&一時外出自由だから、本ブログ管理者は府中駅前の再開発ビル地下にある京王ストアで、3割引の弁当買って持ち込みましたよ♪
電子レンジやゴミ箱も用意されていました・・・しかしながら、毎回楽しみにしていた無料モーニングのトーストが食えないのは快活フアンとしては寂しい限りです。
恐らくはコスト面の問題かとは思いますが、(私も含めて)大多数の客は有料の軽食メニューを注文せずに無料飲食のみ利用して帰ると思うので、常時ブースまで食事を届ける手間や、食器洗いも含めて店舗オペレーションの効率化を図る目的で、鍵付き個室型にリニューアル後の店舗から、食事提供を廃止したのではないでしょうか。
ドリンクバーと食べ放題のソフトクリームは、通常のブース型店舗と同程度のサービス内容を維持していました。
しかしながら、容器が使い捨ての紙コップで、しかも飲料とソフトクリーム共通のものに変更されていました・・・明らかにこれはコストダウンとマンパワーの省力化を狙ったものと言えますね。
まぁ、別にカップなんかどうでも良いけど、通常のブース店のようなトレー(お盆)も無いので、同時に2つ一緒に運べない(上手く運べても、カードキーを使って自室に入る際に片手でドアハンドルのレバーを引けない)という不便な状態は、何とかならないものでしょうか?
無料シャワー室
タオルは何枚でも使えるし、リンスインシャンプーとボディソープ、そしてドライヤーまで付いているので、15分程度でという時間制限はあっても、ちょこっと泊まるには申し分ないサービス!
1回300円+乾燥機30分100円のコインランドリーまで付いているので、旅先で格安ホテル代わりに使うこともできそうで、助かるかもしれません。
しかしながら、50部屋に対して男女2つずつのシャワー、1つずつの洗濯乾燥機では、平日の朝とか利用が集中しそうで、忙しい時に使うことができない可能性があります。
ちょっと設置数が少ないかも・・・この点に関しては、格安のカプセルホテルでも、もう少しシャワー室の設置数が多いので、多忙なビジネスマンの奪い合いを避けたいなら、普通のカプセルホテルの利用をお勧めします。
快活の場合は、あくまでもレジャーに徹した使い方に限ると思いますが、どうしても終電を逃して他に宿泊場所が無い、あるいはPC使って作業があるという方には、快活のシャワー室は真夜中の誰も使わない時間帯を狙うと良いと思います。
設備まとめ
ブランケットと座椅子、枕(肘・腰当て)、ハンガー&鏡やコンセント(USB差し込み口有り)は、府中店の場合は部屋内にセットされていました。
靴はドアを開けると、マット下に20cm程の隙間があり、その中にスリッパが備え付けられているので、利用中はここで履き替えます。
内鍵も掛けられる仕様になっているので、名古屋で発生した殺人事件みたいな最悪な結果は、少なくとも自分の部屋の中に逃げ込めば少なくとも命だけは助かりそうです。
ってか、さすが「完全個室」・・・すなわち外部から完全に遮断された自分1人だけの密室空間というだけあって、隣人の寝イビキとかは全く聞こえてきません。
本当に静かで、逆に怖いくらい静まり返っています(通常のブース型だと、必ずと言って良いほど夜中にイビキが煩い奴が居て不快な思いをするのに、今回は全く気になりませんでした。
最後は自動精算機でお支払い・・・もちろん、頼めば今までどおり対面でも精算してくれます。
で、
結局カプセルホテル代わりになるのか?
いかがでしたか?
下手なカプセルホテルよりも快適に進化したネットカフェ・・・それが、この業界をリードする快活クラブの完全鍵付き個室でしたが、同時に業務効率化(コスト削減)も見え隠れしていたのがよくわかりましたね。
結論を言えば、時間に余裕が有り「レジャー」として使うのなら、誰も使わない深夜にシャワーを利用し、飲み食い自由でネット三昧し、疲れたらそのまま寝て1夜を明かすのも良いでしょう。
大國魂神社に参拝等、観光目的とセットでの利用とか、いかがでしょうか?
しかしながら、シャワー室のキャパシティを見る限り、多忙なビジネスマンの利用は、殺伐とした場所の奪い合いで朝から体力を消耗するリスクがあるので、あまりオススメできないですね・・・あくまでも終電を逃して、他に泊まる場所が無い場合に、仕方なく使うに限定したほうが良いでしょう。
深夜の「府中の森公園」にて・・・夜中でもウォーキングやジョギング、犬の散歩とか、それなりに人出があるので、ちょっとビックリ、、、
郷土の森公園にて・・・府中って、駅前は適度に都会だけど、ちょっと住宅街を抜けると「森」と名の付く公園が複数あって、住み心地よさそうな感じの都市ですね。
いちおう東京都内では東京23区・八王子市・町田市に次ぎ4番目(市町村では3番目)に人口が多い(26万人、人口密度8,955人/k㎡※2020年4月1日推計人口)のだそうですが、、、