回向院の寺カフェは、眼で味わう…市川別院で最低限ツボ押さえ処3箇所 | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

回向院の寺カフェは、眼で味わう…市川別院で最低限ツボ押さえ処3箇所

 

千葉県市川市国府台の県道1号線沿い高台にある回向院(えこういん)別院源光寺は、元々は東京都台東区浅草松葉町(現在の松が谷)にありましたが、大正12年(1923)の関東大震災により壊滅的な被害を受けます・・・昭和2年に回向院第21世荘誉浄厳上人により現在地(国府台5-26-12)の地に両国回向院の別院として復興しました。

 

ちなみに、回向院(本院)は東京都墨田区両国にある浄土宗の寺院で、明暦3年(1657)に発生した明暦の大火(振袖火事)による10万人もの犠牲者を供養する為、4代将軍徳川家綱の命により大法要を執り行った際、お念仏を行じる御堂が建てられたのが始まりとされています。

 

現在、市川松戸の市境付近の高台に有る別院・・・回向院別院の本堂は、まるで美術館のようにお洒落な建物で、中にはカフェテラス回向院というカフェもあり、参拝者は本堂南側に広がる石庭を眺めながら、ゆっくりと時の流れを楽しむことができます。

 

今回は、早速「噂の寺カフェ」に行って、3倍おいしくコーヒを頂く為に押さえるべきツボについてお伝え致します。

 

 

本堂は建築学的に有名!

 

建築家の河原泰氏が設計し平成21年に落慶した回向院市川別院源光寺の本堂は、千葉県建築文化賞や北米照明学会主催のIES Illumination Awardsで優秀賞を受賞・・・建築学的に見ても素晴らしい建物と言えるでしょう。

 

建物の内外ともに「伝統とモダンが融合した美しい佇まいの寺院」と呼ぶに相応しい形になっていましたよ・・・今回、御本尊様に私1人「貸切」状態で拝むことができて、大変光栄に思います。

 

カフェの方から伺った話によると、音響も良く(ハウリングが少なく)優れている内部空間ということで、年に数回ほどジャンルを問わず音楽会が開催されるのだそうですよ。

 

 

カフェテラス回向院

 

本堂2階にはカフェもあり、参拝者は本堂南側に広がる石庭を眺めながら、ゆっくりと時の流れを楽しむことができます(但し、行事・法事などでお休みされることがあります・・・休みの予定は公式ウェブサイトに掲載されていますので、足を運ばれる方はご確認ください)。

□外部リンク参照

 

お寺の中にコーヒーやお菓子、軽食などが用意されたカフェがあるということで、市川~松戸で「噂の場所」・・・10~17時に開かれており、定休日は木曜日です。

 

選び抜かれた5種類のコーヒー豆ごとに、職人が丁寧に焙煎したものを、豆の旨みを引き出すようにハンドドリップで時間をかけて淹れています・・・1杯500円なので、決して安いプライスではないのですが、この長閑な景色を高見しながら過ごすゆっくりとした一時は、この価格では絶対に他所で簡単に味わえるものではありません

 

回向院のコーヒーは、是非とも「眼で味わって」みてください・・・更に、お代わり自由なのでというのも嬉しいポイントで、ここで稼ぐことができる充実した寛ぎ時間の長さを考えれば、絶対に損をしないということが分かりましたよ。

 

 

一言だけ願いを伝える

 

まるで森の中に紛れ込んだかのように立ち並ぶ丈の高い木々のなか、右の小径の奥には一言観音が置かれています。

 

この本堂庭園の奥に見える一言観音は、恵心僧都源信作と伝えられる南都奈良の唐招提寺の像と同木で彫られたもので、「近世江戸三十三箇所観音参り」の第二十七番札所になっており、一言お願いすると願いが叶うとして多く江戸庶民の信仰を集めてきたと言われています・・・こちらも、震災で荒廃した両国から、緑豊かで閑静な国府台の地へ、源光寺再建の際に移されたものです。

 

ちなみに、本堂を通り過ぎて左側に有る「地蔵堂」と、「一言観音」は全くの別物なので、念のため記させていただきます・・・それにしても、こちらの地蔵堂も特徴ある形をしていますね。

 

いかがでしたか?

今回は、早速「噂の寺カフェ」に行って、3倍おいしくコーヒを頂く為に押さえるべきツボについてお伝え致しました。


 

元々、珈琲職人が厳選最上の焙煎をして豆の旨味を十分に引き出したものを、ハンドドリップで1杯ずつ丁寧に時間をかけて淹れたコーヒーなので、それだけでも旨いはずなのですが、、、

 

さらに、窓の外に見える竹林を眼に入れながら、少しだけ京都に行った気分になれそうな旅心を満足させてくれることで、2倍美味しく最初の1杯を飲み終えたところで・・・

 

加えて、お代わり自由な追加の1杯で、眼の前に広がる伝統的な佇まいと、建築学的な価値の高い現代建築が共存する建物の中で、殺伐と時間に追われた日常を忘れ、ゆったりと流れる時間を静かに楽しめ、かつご利益もありそう・・・これで3倍、コスパ最強のコーヒーになりました。

 

また、カフェ内には写経ができるスペースもあり、いつでも写経をすることができるようですし、時には「塗り絵写経」のイベントも開かれているようですので、興味がある方は要チェックですね!

近くには有名な「矢切の渡し」もあるので、セットで訪問しても良いかもしれませんね♪

■本ブログ内関連記事参照

 

最寄駅は北総線の矢切駅(徒歩8分)、またはJR総武線の市川駅から国府台駅(京成線)付近を経由する松戸行の路線バスが出ています・・・駐車場も20台分以上は用意されているので、是非とも一度、この市川市で最も有名な「寺カフェ」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?