2軒セットで見学しよう!・・・浦安の「元町」、在りし日の姿を映す宇田川家と大塚家 | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

2軒セットで見学しよう!・・・浦安の「元町」、在りし日の姿を映す宇田川家と大塚家

千葉県浦安市の「元町地区」とは?

元町地域(当代島・猫実・北栄・堀江・富士見地区)は、新浦安・舞浜(ディズニーランド)方面の海面埋め立てによって市域が拡大する前からあった浦安の「もともとの町」。

明治22年に堀江、猫実、当代島の3つの村が合併した「浦安村」の“3つの字”を核とするエリアが元町地域に該当する。

特に、今回記事で取り上げる境川の南側に並行して延びている堀江地区の「フラワー通り」は、かつて芝居小屋や寄席があり、この辺りで一番の繁華街だったところで、周辺には寺社が数多く、貴重な古民家や昔ながらの銭湯、駄菓子屋が現在も点在している。

(千葉県浦安市堀江3-4-8/本ブログ管理者2018.9.19撮影)

ちなみに、

元町地区に対して新浦安地区は「新町」と呼ぶそうだ。

旧宇田川家住宅【玄関】

元町地域には、釣宿や銭湯、のり屋、寿司屋が多く、

貝類加工場で働く「むき手」の技は今でも顕在で、

漁師のまちとして栄えた当時からの活気が残っている。

地下鉄東西線の開通や漁業権放棄を機に

街は大きく変貌したが、

元町地域、特に堀江フラワー通り沿いには

今でも昔ながらの漁師町の面影が残っている。

(千葉県浦安市堀江3-4-8/本ブログ管理者2018.9.19撮影)

旧宇田川家住宅【1階:座敷】

旧宇田川家住宅(きゅううだがわけじゅうたく)は

建築年代がはっきりとわかるものとしては

浦安市内最古の民家と言われている。

浦安市の有形文化財に指定されている。

(千葉県浦安市堀江3-4-8/本ブログ管理者2018.9.19撮影)

旧宇田川家住宅【1階:縁側から庭を眺める】

自然の風が入ってきて

エアコン不要に思えるくらいに涼しかったよ♪

(千葉県浦安市堀江3-4-8/本ブログ管理者2018.9.19撮影)

旧宇田川家住宅【階段】

滅茶苦茶な急角度で、

何かに掴まらないと昇り降り不可能なレベル。

しかも、足元からギーギー・ミシミシっていう音がする(笑)。

急いで駆けたら絶対に転げ落ちます!

(千葉県浦安市堀江3-4-8/本ブログ管理者2018.9.19撮影)

旧宇田川家住宅【2階】

1869年(明治2年)に葛飾県葛飾郡堀江村(現地)に建てられたもので、道路に面した店舗部分と裏の住宅部分からなり、米屋・呉服屋などの商家として使われた

幕末から明治に至る江戸近郊の町家の形をよく伝えており、商家遺構の少ない関東地方では特に貴重な建物であることから、1982年(昭和57年)に市の有形文化財として指定、1984年(昭和59年)から公開されている。

立て札の説明(浦安市教育委員会)によれば、「扇谷上杉家を継いだ上杉定正の末孫と伝えられる家で、姓の宇田川は定正愛用の名刀『宇田丸』にちなんで名付けられた」といわれている。

開館時間 : 10:00~16:00 

(休館日 : 毎週月曜、祝日の翌日、年末年始)。

入館料 : 無料

東京メトロ東西線浦安駅から、徒歩10分。

(千葉県浦安市堀江3-4-8/本ブログ管理者2018.9.19撮影)

40m東に隣接する大塚家は、路地奥にある

フラワー通りから奥に入った

境川沿いに面して屋敷を構えているようだ。。。

(千葉県浦安市堀江3丁目にて本ブログ管理者2018.9.19撮影)

旧大塚家住宅【入口】

旧大塚家住宅(きゅうおおつかけじゅうたく)は

千葉県の有形文化財に指定されている古民家で、

旧大塚家は、漁業と農業を営み

浦安では比較的大きな規模の住宅だった。

いわゆる「半農半魚」っていう生活スタイルの家だ。

推定建築年代は江戸時代末期

木造平屋建(一部小屋裏二階あり)、寄棟造茅葺構造だ。

(千葉県浦安市堀江3-3-1/本ブログ管理者2018.9.19撮影)

旧大塚家住宅【外構】

建物廻りの貝殻が舗装の役目をしていて、

歩くとジャリジャリ音を立てる。

現地ボランティアガイドの話によると、

音が出させることで防犯の意味もあったのではないか?

との事。

また、同氏によると

「当時は結構生臭かったらしい・・・」だって(笑)。

漁港の岸壁に居るような匂いがしてたんだろうね…

きっと、、、

縁側奥には昔ながらの木製和式便器があった。

たぶん、

建物内部のトイレは後年になってから増設したのかな?

もちろん、今は利用できない。

見学時に催したら外にあるトイレを使おう!

(千葉県浦安市堀江3-3-1/本ブログ管理者2018.9.19撮影)

旧大塚家住宅【屋根・土間】

屋根裏2階を設け、度重なる洪水の際に家財道具などを一時避難させる場所準備の工夫がなされているのが、この家の特徴の1つである。

土間には漁をするために使う網が掛けてあった。

(千葉県浦安市堀江3-3-1/本ブログ管理者2018.9.19撮影)

旧大塚家住宅【居間】

家の中央に大きな居間があり、

境川に近い方に土間がある間取り。

神棚と仏壇が一緒に設けられているのが面白い。

上段に神様、下段に仏様という配列だった。

また、

床の間と玄関の壁が全体的に黒塗りされているのも印象的!

開館時間 : 10:00~16:00 

(休館日 : 毎週月曜、祝日の翌日、年末年始)

入館料 : 無料

東京メトロ東西線・浦安駅から、徒歩10分。

(千葉県浦安市堀江3-3-1/本ブログ管理者2018.9.19撮影)