かつて船が行き交い、漁民が鯨を釣った地で“図書館ランチ”する♪ | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

かつて船が行き交い、漁民が鯨を釣った地で“図書館ランチ”する♪

元々は、

こんな風景が広がっていました、、、

(浦安市当代島公民館にて本ブログ管理者2019.10.5撮影)

当代島(とうだいじま)

鎌倉時代に田中十兵衛がここを開墾したことにより、住みついた住民が当代(自分たちが生まれ育った時代)にできた島であるので「当代島」と名付けたと言われている。

また、昔ここに灯台があったからという説もある。

1981年(昭和56年)10月1日住居表示施行により、

浦安市当代島1丁目~3丁目となり現在に至る。

(千葉県浦安市「第9区自治会集会所」前にて本ブログ管理者2018.8.19撮影)

船圦川(ふないりがわ)沿いに発達した当代島の集落

現在は暗渠化され「船圦緑道」となっている旧川筋沿いだけが、

小高い地形になっている理由が

実際に現地を歩いてみてよく分かった。

要するに、

船圦川の自然堤防沿い微高地に元々の集落が発達し、

しかも

川に沿って並んでいた列村構造であったということでしょ。

(千葉県浦安市当代島3丁目にて本ブログ管理者2018.8.19撮影)

旧版地形図に見る明治時代の浦安市当代島付近

明治42年1:20000「東京東部」「須崎」

明治36年1:20000「船橋」「沖割原」

暗渠化工事が始まった頃の様子

昭和48年頃と現在を写真で比較。

現在は完全に埋め立てられ完全に緑道化されている。

(千葉県浦安市当代島3丁目にて本ブログ管理者2018.8.19撮影)

当代島稲荷神社

古くから疱瘡に霊験があるとされ、

1848~54年頃には境内にある小石を頂いて帰る者が

列をなしたと伝えられている。

その事から病気平癒・厄除の神徳も知られている。

その他、商売繁盛・家内安全の守護・産業繁栄・

心願成就などの御利益があるとされているようだ。

なお、御朱印入手の際に納める初穂料は300円だった。

□外部リンク参照

(千葉県浦安市当代島3-11-1にて本ブログ管理者2018.9.1撮影)

拝殿右奥にある「大鯨の御社」

明治8年頃の当代島地区は、現在の船入緑道には船入川(船圦川)が流れていて多くの木造漁船が繋がれ、桟橋近くは漁民の社交場ともなっていた。

船入川より江戸川にでて引き潮を利用して櫓を漕いで河口へ行き、漁師は追い風があれば帆を張って川の流れにゆだねて海へ、貝や魚を採って日々の暮らしの糧を稼ぎながら生活を送っていたようだ。

河口から海へしばらく向かうと三枚洲(葛西沖)という好漁場があり、ある日のこと、漁をしようといつものように日の出前に当代島の高梨源八、西脇清吉の両氏は船に立って漁場の三枚洲に近づいていくと、洲の上に大きな黒い大きな魚が暴れているのを見つけて近寄っていくと、うわさが絶えなかった大鯨が浅瀬の汐溜まりに取り残されているのに気づいた。
両氏は大格闘の末に大鯨を捕ることに成功し、

意気揚々と当代島へと戻った。

大鯨は当時の価格で金弐百円もの高値で売れ、大金を手にした両氏はすっかり有名人になり、どこへ行っても英雄扱いされた。

両氏は大鯨捕獲劇のことで仕事も手につかなくなり、このことに終止符を打つために考えた末に年配者の知恵から稲荷神社に大鯨の碑を奉納し、祀ったものが現在この場所に残されている石碑なのだそうだ。。。

(千葉県浦安市当代島3-11-1にて本ブログ管理者2018.9.1撮影)

拝殿左脇には富士塚

関東一円でよく見かける“模擬富士山”であるが、

類似他所に比較すると小規模のものである。

(千葉県浦安市当代島3-11-1にて本ブログ管理者2018.9.1撮影)

漁業権放棄の頃の様子

昭和46年頃と現在を写真で比較。

現在は

川であったことをしのぶかのように浅い水路がめぐらされ、

夏には小さな子供が水遊びを楽しんでいる。

漁業権を放棄する前のこの地区にとっては

単に船を係留するだけではなく

洗濯や炊事用の生活用水としても

住民にたいへん親しまれた川であったようだ。

(千葉県浦安市当代島3丁目にて本ブログ管理者2018.8.19撮影)

浦安市当代島公民館

浦安市が運営する会議室・和室・工作工芸室・視聴覚室・多目的室・調理実習室・集会室・体育館・芝生広場・図書館分館が設置されている。

(千葉県浦安市当代島2-14-1/本ブログ管理者2018.9.1撮影)

公民館併設レストラン「カフェ・デ・あいらんど」

当代島公民館1階にある

市立中央図書館「当代島分館」隣の喫茶コーナーであるが、

他所の公共施設内にある併設カフェとは、ちょっと違う。

平成8年6月に開設以来、

「浦安手をつなぐ親の会」が運営してきたが、
平成22年4月よりNPOあいらんどに運営をバトンタッチ。

要するに

知的障害者の自立支援訓練を兼ねたカフェである。

□外部リンク参照

(千葉県浦安市当代島2-14-1/本ブログ管理者2018.9.1撮影)

ビーフカレー(ランチセット700円)

カレーは肉もしっかり食べ応えとコクがあり、

コーヒーも香り豊かで

コンビニや

マクドナルドで飲むコーヒーとは一線を画す本格派。

味は決して悪くないけど、

いろんな意味で

利用には相応の理解力と包容心が必要だろう。

ちなみにセット全品が出てくるまで15分以上を要している。

私が当日1番目の入店客なのだが、、、

営業時間は10:30~15:30(ラストオーダー15:00)。
定休日は日・月曜日と祝日・毎月末日。

なお、浦安市立中央図書館(本館)のラウンジとは異なり、

貸出処理を行っていない図書館資料の持ち出し閲覧は不可

(千葉県浦安市当代島2-14-1/本ブログ管理者2018.9.1撮影)

当代島公民館前の歩道

実際の歩道幅は1.25m分だけ。

(車道2.5m×2)+(歩道1.25×2)=7.5m

なので、公民館の敷地を

「公開空地」として歩道の拡幅分に充当。

(千葉県浦安市当代島2-14-1/本ブログ管理者2019.3.23撮影)