「尻こすり坂」とは、どんな坂か?
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京急リラッくりはま(久里浜)駅♪
京急久里浜駅(けいきゅうくりはまえき)は、1942年(昭和17年)12月1日開業した京浜急行電鉄久里浜線(堀ノ内起点4.5km、品川から56.8km地点)の駅。
1987年(昭和62年) 4月25日 - 駅ビル「ウィング久里浜」開業。
2016年度の1日平均乗降人員は44,083人であり、京急線全72駅中11位(久里浜線内では最多、横須賀市内でも横須賀中央駅に次いで多い)。
また、近接するJR東日本の横須賀線にある久里浜駅(2014年度1日平均乗車人員は6,798人)と比較すると、およそ3倍の利用者数である。
(神奈川県横須賀市久里浜4-4-10/本ブログ管理者2018.5.6撮影)
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標高1.7m「久里浜交差点」からお散歩開始
ペリー上陸記念碑がある
久里浜港へ行く道との十字路交差地点だが、
今日は国道134号を三浦海岸方面へ真っ直ぐ歩く♪
(神奈川県横須賀市久里浜5丁目にて本ブログ管理者2018.5.6撮影)
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この道は「尻こすり坂通り」という名らしい
国道134号の横須賀市立神明小学校のあたりから
ハイランド入口交差点のあたりまでを
「尻こすり坂」と呼ぶが、
漢字で書くと「尻摺坂」と書くらしい。
最初はそれほど険しい坂道には見えなかったが、、、
(国道134号にて本ブログ管理者2018.5.6撮影)
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ちなみに、国道134号は横須賀市を起点として、
鎌倉市や藤沢市の鵠沼海岸を経由し
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一気に標高30mまで登ってきた
久里浜交差点から僅か800mの間で、30mの勾配。
なので、実はこの坂、見た目以上に結構キツイと思う。
特に自転車で向かい風だと相当な“覚悟(?)”が必要かも。
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京急線に沿って上り坂は未だ続いている。
市立神明中学校前から始まる本格的な上り勾配から、
峠の頂点まで、まだ半分残しているのだ。。。
(神奈川県横須賀市神明町にて本ブログ管理者2018.5.6撮影)
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頭頂の標高は50m?
ヤバイこれ、本当に激坂だ(笑)
久里浜交差点から頭頂まで僅か1250mの距離を、
一気に駆け登っていることが地形図からも読み取れる。
(昭和19年1/50000「横須賀」に本ブログ管理者加筆)
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なるほど。。。
昔、荷車を曳いて坂を下るときに
荷車の後部を摺ったことから
「尻こすり坂」と呼ばれたという地名の由来が、
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尻こすり坂開鑿記念碑
頭部が欠けているが、
残されたところに、坂を開削した経緯が記されている。
三浦郡長の小川茂周の指導と近村の協力により
八幡村村長の長島尚賢が開削工事を行い、
明治18年12月竣工した。
隣に交通安全の地蔵が建っている。
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頭頂まであと75m地点。。。
(神奈川県横須賀市野比4丁目にて本ブログ管理者2018.5.6撮影)
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坂上より振り返る
頭頂である「ハイランド入口交差点」より
50m手前の久里浜寄り地点が標高47.7m。
これは本当に侮れない坂道である。
(神奈川県横須賀市ハイランド5丁目にて本ブログ管理者2018.5.6撮影)
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野比温泉(のびおんせん)
頭頂から峠道を三浦海岸方面に200m下った場所にある。
1984年(昭和59年)6月19日、
当地で食肉卸販売業を営む株式会社協同が
冷却水確保のために井戸を掘ったところ、
入浴後には肌がツルツルになる黄褐色透明の鉱泉が湧出。
その鉱泉を分析した結果、入浴に適した泉質であることが判明。
一般の方に親しんでもらえるように
入浴施設を建設することが決定し1988年(昭和63年)11月に着工。
1989年(平成元年)5月に完成。
(神奈川県横須賀市野比4-3-5/本ブログ管理者2018.5.6撮影)
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小川が流れる渓谷に沿って立地
ホーホケキョの鳴き声が聴こえてくる♪
鄙びた温泉宿に来たみたいな雰囲気。
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しかしながら最新の近代的な他のスーパー銭湯・日帰り温泉施設とは一線を画す異質の空間であり、施設自体の老朽化に合わせるように最近では利用者の高齢化が進んでいる。
無料休憩所となる大広間もジジババ連中のカラオケ会場と化し、ゆっくりのんびり落ち着いて静かに時を過ごすことはできない。
それでいながら入湯料は1000円で、決して安くはなく、
最近になって近隣に開業した最新の日帰り温泉施設(■本ブログ内関連記事参照)に客が流出しており、このままの状態では、いずれ施設自体の存廃問題に繋がってくるものと思われる。
(神奈川県横須賀市野比4-3-5/本ブログ管理者2018.5.6撮影)
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隣地は、
温泉所有者である㈱共同が経営する食品スーパー
C&C大手「業務スーパー」のFC店として、現存している。
(神奈川県横須賀市野比4-3-5/本ブログ管理者2018.5.6撮影)