NOTE「都市田園計画の展望12」 | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

NOTE「都市田園計画の展望12」

旧山形県庁

山形市七日町遠景


☆「間にある都市」のデザイン(3)☆


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*前回
http://ameblo.jp/camumiya/entry-10016208951.html
からの続き、、、
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さらに、筆者は、
「間にある都市」のデザイン手法に関連付けて、
1960年に初版が出た
☆ケビン・リンチ「都市のイメージ」☆
について言及し、
そこに、デザインの「手がかり」を求めようとしている。


ケビン・リンチ「都市のイメージ」は、
複雑な都市構造の知覚に関する研究として、いまだに「教科書」的存在であり、
この先駆的な研究の後にも、
「精神的な地図(個人の記憶に刻まれた「認知地図」)」
に関する多数の心理学的研究が発表されたが、
実務で応用的に使えそうなものはほとんどなく、
ケビン・リンチ以上の成果は見られない、、、
っていうことは、論を待たない(誰もが納得)するところである。

*ケビン・リンチの提示した分類*
①パス(経路)
②エッジ(縁辺)
③ディストリクト(地区)
④ノード(結節点)
⑤ランドマーク(道標)
・・・
は、
「都市を知覚する」
または
「都市を計画する」
・・・という、両方の領域で、
いまだに実務的に重用されており、その価値が証明されている。

*写真事例の説明*
とりあえず、
「ランドマーク」・・・旧山形県庁(写真:上)と、
「ノード」→「パス」・・・山形市七日町(写真:下)
ってことで。。。。。

たぶん、下の写真の説明については、
偉い先生方から議論のネタにされそうで怖いけど、、、
(でも、つかっちゃおっと♪本ブログ管理者自ら撮影す)


(摘出箇所:142-143頁・・・関連写真添付)

*書誌情報
■トマス・ジーバーツ著/蓑原敬(監訳)「都市田園計画の展望」学芸出版社
    【概要】A5・224頁
    【定価】3150円(本体3000円)
    【発行】2006.4.30発行