「大学でのいじめ」
今も昔も、学校での「いじめ」は教育現場において重要かつ深刻な問題です。複数の人間が特定の人間に対して理不尽な態度をとったり、ひどい場合には暴力をふるったり金品を要求したりするケースもあります。そして、その結果悲しいことに、いじめの対象になっていた人が自ら命を絶つなどという事態も起こっております。
こういった「いじめ」は、何も小学校・中学校・高校だけの話ではないようです。
大学でも似たような「いじめ」が行われている実態があるようなのです。
しかも、その「いじめ」の内容は小・中・高でのそれとあまり変わりがなく、複数の人間が特定の人間の容姿をあげつらったりだとか、あるいは無視したり、暴力、金品の要求などです。
こういった実態をご存じない方にとっては、「大学生にもなって、いじめだなんて…」
と驚愕されるかもしれません。
大学とはまもなく成人になる人間、またはもう成人となった人間の集まる場所です。にもかかわらず、そんな場所で「いじめ」などという(あえてこういう言い方をしますが)「幼稚な」ことが行われているなんて、にわかには信じがたいことでしょう。
ですが、これは事実です。
ですので、もしあなたが自分の大学でそういった「いじめ」を見かけた場合には、どうか、自分がもう「大人の仲間入り」をした人間であるという自覚を持って下さい。
そして、「大人」としてその「いじめ」を行っている「子供たち」を叱って下さい。
「大人」かどうかの基準とは、年齢ではありません。
その行動によって、決められるものだと思います。