Coleman RV Dome (2) |  キャンプ用品・資料倉庫からのつぶやき

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   旅が好きです。旅の手段、目的、楽しみなどに関わる諸々に興味を持ってきました。
   ここではキャンプ道具という枠で投稿するつもりですが、脱線話もお許しください。(^^)
仕事部屋、兼倉庫からのつぶやきです。

当ブログでは、Colemanの緑/ベージュのオーソドックスなファミリーテントについて、度々記事にしています。

 

Colemanだからというわけではなく・・・・いえColemanは好きなんですけどね・・・・90年代当時、多くのブランドのテントの製造を請け負っていたJinwoong社のテントに注目してきたからなのですが・・・

過不足がない、最もシンプルな形でドームテントを追求していったらこうなった・・・・という姿にとても魅力を感じます。

 

そして、その形を最も多くのバリエーション・・・・たとえばサイズ、素材の違いで展開していったのがColemanでした。

 

その中で当時のカタログに載せずに販売していた、270×270cmのボトムサイズのファミリーテントが存在していたことを過去に度々記事にしています。

300×300cmのボトムサイズよりこの270×270cmボトムサイズのテントは、アメリカ人の体格としては小さいかもしれませんが、日本人にはベストサイズではないかと私は思っています。

(就寝したときのサイズもそうですが、男性の平均身長が約170cmの日本人が設営しやすい大きさ(高さ)だと思います。)

 

このカタログ未掲載の270×270cmボトムサイズのテントは、販売年度または販売経路によってモデル名が変っていてややこしいのですが、モデル名(品番)で分けると5モデル確認できています。

その5モデルを過去に記事にしておりますが、その中の1モデルについては実際の姿を確認できていませんでした。

この度、そのモデルをやっと試し張りすることができました。

 

 

 

【Coleman RV Dome】
 
 
同じ仕様ながら、それぞれのモデルはColemanロゴに違いが見られます。
ST Dome:現行ロゴと同じ
B.B Dome:特殊なロゴで、プリント位置がフロントヒサシ部分
Family Dome RJ:特殊なロゴで、プリント位置がサイド下、向かって右側
RV Dome:特殊なロゴで、プリント位置がサイド下中央
Selec Dome:現行ロゴ:ポールはFRP
 
張り綱は他と同様、インナーのポールに直接つなぐ構造です。
 
Family Dome RJと全く同じタグです。この事実は1996年頃、Family Dome RJとRV Domeが同時に製造されていたことになります。
ただ品番からFamily Dome RJ(149T9300J)よりRV Dome(149T9500J)の方が後の製品であると推察しています。
 
 
 

そもそもなぜ、カタログに載せていないのか?・・・なぜ同じ仕様のモデルをモデル名(品番)を変えて販売していたのか?・・・・・もちろん私がいくら考えても正解を導き出すことはできません。

・・・・・・がそれをあ~だ・こ~だ考えてつぶやくのが当ブログですから、御託を並べることをお許しください。

 

90年代に始まったColeman・Japanのテントを色々調べてみてなんとなくわかったことなのですが、カタログに載っている製品はほぼ、コールマンロゴ+モデル名がプリントされています。

逆にカタログに載っていない製品はコールマンロゴだけのプリントとなります。

そして、そのようなカタログ外製品が販売されるのは、特定の販売経路、販売先となります。

 

90年代中頃、カタログでは300×300cmのボトムサイズがファミリー用として展開していましたがワンサイズ下の270×270cmのボトムサイズのファミリー用を特定の販売先で展開していた模様です・・・

そしてこれらのカタログ外のモデルの品番を時系列で並べると270×270cmのジュラルミンポールモデル(ST.Dome 9X9)から始まり、後に270×270cmのFRPモデル(Selec)も販売、そしてカタログに270×270cmのFRPモデル(B.C.Domeなど)が追加されるに至ったことがわかります。

 

↓以下はカタログに記載されていないクロスポールのファミリーテントの過去記事を集めました。ご参照ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このような少し仕様を変更して販売する手法は現在でも続いておりますが、今現在の場合はタフワイドなどで見られるとおりテントのカラーを変えるといった目先の変化が主になっています。

それとともに、カタログの主だったモデルは人気が出たカラーへとシフトしてきていることも事実だと思います。

 

あい変らずくだらないことを考えておりますが、90年代カタログ外の270×270cmボトムサイズのモデル毎の違いを明らかに出来たので、個人的にはニンマリしている次第です。