スミレも咲き始めました。
このスミレ、とても競合する場所では他に勝てないようでアスファルトやコンクリートの裂け目や他の植物が育たないけど日当りがいい場所でよく見かけます。
群落を作らない一匹狼的な花なので私はほっとけません。
さて、今回はコールマンのツーリングドームです。
このツーリングドームはコールマンでは珍しい小型のテントで、ツーリングと名打ってますが、カタログの説明を見るとパックパッキング用となっているのでバックパッキングや自転車、バイクでのツーリング用途として販売されたモデルであることがわかります。
さらに、フライシートが白というのも、コールマン(ジャパン)にとって冒険だったのではないかと思います。当時この色は賛否がわかれましたが、今から20年以上前のテントには見えないのは新鮮な驚きです。
このツーリングドームは数張り所有しておりますが、今回たまたまとても状態が良い製品が手に入ったので記事にしました。
改めてこのモデルを設営してみて・・・・このモデルに惚れ直したものです。
【Coleman Touring Dome2】
サイズ:210×130×105(h)cm
重量:約2.8kg
素材:フライ:70Dナイロンタフタ
インナー:70Dナイロンタフタ
ボトム:70Dナイロンタフタ
ポール:ジュラルミン
前後左右とも、フライとインナーの間に十分な空間が確保されています。
フラップを張り出すことで前室が作れます。
でた!JWで始るタグ・・・・
このテントもjinwoong incの製造ということですね。好きになるテントの多くがここの製造です。
ペグ、ポール等、区分けして一つに収納できるケースはとても便利です。
バックパッキング用と説明があった通り、前室確保するフライポールを排除した潔い構造、そしてフライの一部をフラップにすることでフライポール無しで幾分の前室が確保出来る点、多くの山岳用が採用するスリーブの袋にジュラルミンポールを差し込んで立ち上げるだけの簡単な構造、この頃には珍しいベンチレーターを装備し、何よりフライとインナーをきちんと隙間を保ってきっちり張り上げることが出来る素性の良さには久しぶりに逸品と呼ぶにふさわしいと思ったものです。
テントの状態が良かったことも幸いですが、この年式のテントでも保管状態が良ければ当時と変わらないスペックを期待できそうなのもうれしいです。
このモデルは1998年から3年間販売されました。ツーリング1は1人用、ツーリング3は3人用、本モデルはツーリング2なので2人用です。
このモデルの後継機種Touring2-3with Tarp以降は記事にしている通りです。
2001年以降、ツーリング用とバックパッキング用のテントはそれぞれに分かれました。
ツーリング用はそこそこの需要はありましたがバックパッキング用は今日まで苦戦が続いていると私は思っています。
このテントと、このテントと合わせて販売していたタープ(ツーリングタープ)を改めて使ってみたいものです。