今回は80年代中頃に販売されていたカセットガス式のコンロを記事にします。
カセットガス式のコンロはイワタニから1969年頃、世に出ました。
私自身まだ小学校低学年だった頃(70年代始め)、我が家にカセットコンロがやってきたことをかなり鮮明に覚えています。
家族の輪の中、座卓の上でカセットコンロの上の鍋を囲んだ記憶です。
この最初のカセットコンロは1981年、私とともに上京しましたが、野外で使おうとしても風に弱い上、ガスが気化しなくなる場合が多く、使わなくなったので捨ててしまいました。今となってはとても後悔しています。
今回のカセットコンロは実家の物置から出てきました。私が上京した後に両親が購入したものだと思います。
今回、実家に帰省した際、IHコンロが壊れてしまい、使える物を探したところ出てきました。
震災でもカセットコンロや石油ストーブは重宝しましたので、やはり備えて置きたい道具の一つだと思います。


既に圧力感知装置付き
圧力感知装置は1976年以降の製品

点火状態

五徳はひっくり返して収納

東豊工業製造

販売元:サンテック
このデザイン、80年代のまさに王道たる角張ったデザインですね!
この頃、車のデザインも何もかもが角張ったデザインでした。色も原色でドギツイ色目が多かった!

ただ、火力調整つまみが埋め込まれているデザインはかっこいいのですが、ちょっと使い辛いですね。
JIAの認証は1986年の製品です。
物置の奥から出てきたので多分、四半世紀は眠っていたと思うのですが、普通に使えたのには道具としての頼もしさを感じました。
製品デザインの流行りは還暦を過ぎた身なので数多く見てきました。
しかしデザインとともに性能などもアップしてきた製品もあれば単純にデザインだけといった製品もあります。
カセットコンロについてはどちらなのかといえば、基本的には変わらない製品だと思うのですが、かと言ってこの当時と現在では全くスペックは同じなのかというと、そんなことはないですね。
現在の製品は、まず風に強くなりましたし、少しの低温下であれば使えるようになりましたしそして、何より安全面は格段に厳しくなりました。
この頃のカセットガスは一応はイワタニが規格をオープンにしていましたが、規格を統一するという気運が希薄でカセットガスなのにカセットガスが合わない事例が散見されました。
その気運が見直され始めたのは阪神大震災で現在では不一致の事例も少なくなりました。
(この問題は決して製造メーカー側の問題だけではなく法規制にも一因があるのですが、現在はJIS規格として規格統一されたものの、このJIS規格を遵守するかどうかは製造メーカーに委ねられているので問題解決に至っていません。)
尚、この製品の製造は東豊工業、販売はサンテックと現在も存続する会社かどうかさえわかりません。
ただ、この製品と完全一致する製品はネット上では見つけられませんでしたが、関係がありそうな製品は散見出来ます。
出来れば、このような時代に埋もれてしまった製品も資料的に保存できれば、当ブログも世の中で何かしらの存在意義があるのでは?と思います。
とはいえ、大半は単なる自己満足となってしまうんですけど••••••••