神戸女学院大学教授の内田樹著『先生はえらい』(ちくまプリマー新書、2005年1月25日発行)です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480687025/250-5177349-7235421
「『誰もが尊敬できる先生』なんて存在しない」、「学びは恋愛のようなもの」・・・「誰も知らないこの先生のすばらしいところを、私だけは知っている、という『誤解』(と申し上げてよろしいでしょう)からしか師弟関係は始まりません」・・・・どうですか? おもしろい話と思われませんか?(笑)
みなさんには、心から先生と呼べる方はおられますか? おられない。それはもったいない話です(笑)。私には、このブログで紹介したほとんどの方を先生と呼べます。いや、正直に言えば、この本に出会ってから、「先生と呼ぶこと」にしました。その方が、楽しい人生を送れると思ったからです(笑)。
①何といっても私の最初の先生は、宇野弘蔵先生です。マルクス経済学者ですが、マルクスの言説を解説したのではなく、純粋資本主義社会としての“原理論”、中心となる資本の形態で分類(商業資本、産業資本、金融資本)した資本主義社会の発展段階としての“段階論”、そして、現実の経済を分析する“現状分析”という経済分析を三段階に分類する手法(宇野理論)を提唱されました。
②次は、日本古代史研究家の古田武彦先生です。九州王朝の提唱者です。「国譲り」、「天孫降臨」は神話ではなく、真実です。それらを神話や架空ものとすると正しい古代史の究明は不可能だと考えます。
ただし、『国民の歴史』グループとは何ら関係ありませんのでお間違えないようにお願いします。古田先生の著書を読まれれば、「日本古代史研究は、“科学”だ!!」という感銘を持たれると思います(持たれない方もおられるようです(笑))。
③『赤い楯』の著者で、反原発市民運動家の広瀬隆先生です。この地球のほんとうの支配者は、“ロスチャイルド財閥”と“モルガン・ロックフェラー連合財閥(MR財閥)”によって支配されていることを教えられました。広瀬先生の仮説ですが(私は真実だと思っているのですが)、第二次世界大戦は、ロスチャイルド財閥とMR財閥との戦いがきっかけで行われたものです。これだけでは、みなさんにとって何のことだかご理解していただくことは無理と思いますが、これまでのほとんどの政治や経済評論はこの両者をあまりにも過小評価(または無視)した論評ですから、未来を予測できないのだと思います。
それから、広瀬先生は、中国に対しては、“盲目”を貫いておられるようです(笑)。
④今、私が最も関心を寄せているのが、常磐大学教授の湯浅赳男先生です。「中心」(中国)、「周辺」(コリア)、「亜周辺」(日本)という地政学的概念を紹介していただきました。何よりも、私たちの日本が、過去にイギリスやロシアの植民地とならずに近代国家を達成したことは、誇るべきものですし、かつ、その自覚を持つことを教えていただきました。私たち日本人は、「東アジア人であって、東アジア人ではない」という言説に、大きな驚きを覚えました。私たちは、“専制国家”の支配の下で生きてきたコリア人や中国人とは異なって、西欧人と同様に、“多数中心国家”の下で生きてきたのです。
さらには、日本が21世紀に持つべき国家としての目標として、「日本民族を守り、日本文明を維持・発展させ、人類に何を貢献することができるのかを考え、実行する」ことを私に思い付かせていただきました。
まだまだ、おられますが、今日はこれで終了します。
(参考)
内田樹の研究室
http://blog.tatsuru.com/archives/000692.php