カリフォルニアの内陸にはシェラネバダ山脈が連なっています。
アメリカの山脈と言えば、「ロッキー山脈」。
でも、このシェラネバダ山脈もロッキーと同じくらい高い山で連なっているのです。
ホイットニー山(標高4418m)はアラスカを除けば、アメリカ合衆国で一番高い山です。
シェラネバダ山脈で有名な観光地はヨセミテ国立公園です。
私たちが住んでいるシリコンバレーからこのシェラネバダを超える場合、
目的地にもよりますが、夏場だったら北からI-80、CA-50、(この2つはレイクタホの北と南を走っています)、
CA-108、CA-120(ヨセミテ内を走っています)、CA-58(ラスベガスに向かう時に便利)とあります。
ところが、CA-108とCA-120は冬はものすごい降雪量のため、通行止め。
その場合、I-50の南は直線で400キロ以上も離れた南側のCA-58を使用しないと超えられないのところです。
緑の線がCA-108、青い線がCA-120。 この2つが冬季通行止め。
今回は昨年5月に、その年の通行止めが解除になったばかりの、まだ雪多い、CA-108を走り、
シェラネバダ山脈を越える旅をご紹介します。
実は、この道が通行止めになることをまったく知らなかった私たちは、2月に無謀にも一度この道を走っていました。
走っているうちにだんだん雪が多くなり、そして目の前に現れたのは、通行止めの案内と固く閉ざされたゲート。
なすすべもなく、残念な思いで引き返していきました。
よく地図を見ると「冬季通行止め」の文字、そして、引き返してみると、
途中の通過点でも「CA-108通行止め」の標識が。
私たちはそれらをまったく無視していたのです。(笑)
悔しい思いから3ケ月後、ようやく通行止めが解除された週末に、
今度こそ、という思いでCA-108でシェラネバダ山脈を越える旅へ。
夜明け前に我が家を出発。 東へ東へとフリーウェイを走ります。
フリーウェイを抜け、今度は山道へ。
道が険しくなると同時に雪も増えてきます。 5月だというのにまだまだ雪が多く残っています。
そして、前回悔しい思いをしたゲートの前に到着。
もちろん、今回はちゃんと開いていました。
こんな景色の中をひたすら走っていきます。
ここがCA-108最高標高地点、ソノラパス。 なんと、標高が9624f(2933m)もあるんです。
この標識を見た瞬間、急に空気が薄くなった気が。(苦笑)
ここからはシエラネバダをどんどん下っていきます。
反対側、CA-395に到着! あの山を越えてきました。
この後、私たちはシェラネバダ山脈を右手に、CA-395を南下して引き続き旅を続けました。
どこを訪れたかは、また次回のお楽しみ、です。