今回はボールペンでの描き方ダイジェスト。
コンビニやスーパーでも売ってる、
手頃な三本二百円ぐらいのボールペンを使いました。
僕は大体最初に顔を描きます。鼻、アゴ、耳という具合に。
本来の顔のバランスから少しずらすのが好みです。
思いつきで描き進めてみます。
目、頬、髪の毛。
明暗を出すとおかしな輪郭でも説得力が出せます。
この時点でまだ全くどんな絵になるか未定。
帽子の毛の質感、アゴの影。
ボールペンは小回りがきく事や、
潔い線が出続けるところが長所。
素直な画材だと思います。
顔が大体きまったので服を描き始めます。
衣類を描くのは得意ではないですが、
襟元や裾など、端々をきっちり描くと服らしく見えるようです。
カバン、靴。影や汚れ、生活感。
なんとなく人柄や状況が見える段階まできました。
服とカバンに使った線の組み合わせは、
黒でも白でもない質感をあらわすのに便利。
あえて居そうにない場所に連れてきました。
描き込まないと淡白なそっけない線ですが、
これもまた良さ。
大きな木を加えて、完成に近付きました。
布、草、岩などの堅さや質感を、線の長短や筆圧などで工夫し
場合によっては油性ペンでアクセントをつけます。
近いものの線は太く
遠いものや背景の線は細く
気をつけて全体のバランスをはかります。
出来上がり◎