口呼吸を鼻呼吸に治すには | とりす歯科矯正(大人のための矯正歯科専門医のブログ)

口呼吸を鼻呼吸に治すには

 ネットで口呼吸による弊害を述べて、鼻呼吸に変えることを勧める書き込みが多く、しかもまるで簡単にできるような内容が目につきます。

例えば以下の書き込みもその中の一つですが、

 

<顎の梅干しシワの改善方法 鼻呼吸に切り替える

症状を治すには、その症状の原因となっている習慣を断つことが重要です。

梅干しシワの原因の内、骨格や歯並びなどは簡単には変えられませんが、唯一口呼吸の習慣だけは意識すれば治すことができます。

鼻炎などの口呼吸をせざるを得ない原因がある場合はまず耳鼻科に行くなどするところから始めてみましょう。

何も原因がなく、ただ癖で口呼吸をしてしまう場合は、少しづつ意識して口呼吸を治しましょう。

”テレビを見ているときだけ”や”通勤途中だけ”など最初は〇〇しているときは絶対に口を閉じて鼻呼吸をする!と条件付きでやると鼻呼吸を習慣づけしやすいです。

また、寝ている最中はどうしても無意識ですから口呼吸防止テープを使うのもオススメです。

因みに、こちらのテープは私も使っていた時期がありますが、朝になるとポカーンと口が空き枕カバーにヨダレをたらしていた私でも、朝まで取れることなく口が開くのを防止してくれましたよ。

3か月くらい使ったときから、テープが無くても口を閉じて眠れるようになりました。

実際鼻呼吸をするだけで顎の梅干しシワは治る?

そして肝心の”実際に鼻呼吸に切り替えるだけで梅干しシワが治るのか?”という問題ですが、残念ながら鼻呼吸だけ治すことは難しいかもしれません。

私自身が治らなかったということもありますが、アデノイド顔貌とも呼ばれる口呼吸のまま大人になった人特有の顔付きは、大人になって鼻呼吸に切り替えても治るものではないからです。>

 

以上がその内容ですが、なぜ口呼吸なのかの原因は、その口元の形態から由来するもで、上と下の口唇を閉鎖する距離が長いためです。そのためリラックスした時は口唇が閉鎖出来なくて口がポカンと開いてしまうのです。この上下口唇の閉鎖する距離が長ければ長いほどオトガイ筋が緊張し梅干し様のしわがでてきます。ですからこの梅干しシワの改善には口唇が閉鎖する距離を短くするしか方法はありません。

『上下口唇閉鎖する距離が長く口を閉じるとオトガイ部に梅シワができます』

(側貌)

(正貌)

 

口唇の距離が長くなるのは、上下の顎の前後関係の大きなズレがある場合、上下前歯の唇側傾斜が大きい場合です。顎の前後関係の問題は、成長期中か成人であれば外科でしか対応出来ませんが、上下前歯の唇側傾斜は抜歯による対応が可能です。いずれにしても口唇を閉鎖する距離を短くする形態的変化が無ければ鼻呼吸にも梅干しシワの改善にも繋がりません。

 

ましてや口唇閉鎖テープを張って歯軸や顎の形態的変化が望めるとも思えません。確かに、専門医による矯正治療をすれば治るということは知っていても費用、時間などを考えると、ついつい安易な方法で万が一治ればラッキーといった感覚でこうした手法を試みるようですが、結果は絶対に治らないと云うのが矯正専門医の意見です。

 

『上下口唇の閉鎖する距離が短く24時間自然に閉鎖し、美しい口元の曲線を描きます。これが鼻呼吸の側貌です』

 

 

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