矯正装置の正しい選択について | とりす歯科矯正(大人のための矯正歯科専門医のブログ)

矯正装置の正しい選択について

 天然歯のまま歯並びを綺麗に治すには、矯正治療以外の治療法はありません。ネットなどでは、クイック矯正やセラミック矯正などと謳った広告や記載がありますが、これらは天然の歯を削って歯並びを治すもので、元来の矯正治療とは異なるものです。いわゆる差し歯のことを指すもので全て人工歯を被せるやり方です。

 

一生自分の天然の歯で人生を送りたい人は、やはり矯正治療を選択するべきだと思います。しかし、この矯正にも色々な装置が在りまして戦前から使われている床矯正やFKO、リンガルアーチ等二次元の歯牙移動による治療法からマルチブラケットによる三次元の歯牙移動が可能な治療法まで多様な装置が存在します。

 

「二次元の歯牙移動の装置」

そんな中で当然三次元のコントロールが可能なマルチブラケットによる矯正法がベストではありますが、これにも装置が金属と歯牙の色に近いジルコニアや、また裏から動かす装置があり、その選択枝は広がります。

 

「三次元の歯牙移動の装置」

しかし、いくら優れた三次元の矯正装置であっても、術者側の臨床技術が担保されていることが最低限の条件となります。この臨床レベルを担保する為には大学を卒業後に矯正専門医の指導のもとで少なくても7、8年間フルタタイムでの研修が必要となります。当然のことですが二次元の治療法よりは三次元の治療法の方がより高度ということで習得期間も長期になります。単に歯を並べるだけではなく、口腔器官としての機能(咀嚼・発音)は無論ですが、その機能が一生健康で維持出来る口腔環境の形態まで考えた治療でなければ意味がありません。三次元の治療法でなければこうした治療目標を達成することは不可能と云えます。

 

つまり、部分的な歯並びの改善や、顎を拡大して永久歯の萌出空隙を確保するなどは、口腔器官の一部分だけを捉えた治療であり、口腔器官を構成する、口腔の周囲筋群や舌や歯並びとの調和を考慮しなければ、一生維持できる口腔器官とはなり得ないのです。

 

長い人生でこうした限局だけを改善をした口腔器官では、口腔環境までは改善できませんので必ず歯が虫歯や歯周病に罹患し、ついには一本一本歯を失い、本来の機能が維持出来なくなります。その結果が義歯でありインプラントという人工物を入れる事になります。これら人工物は自分の天然の歯に比べて、食べることお喋りをすることの機能は当然のことですが数段劣ると云うのが現実です。その上これら人工物は半永久的なものではなく定期的なメンテは勿論、再製も必要となります。

 

口腔の機能を少しでも回復維持するための人工物は、一生メンテと再製の繰り返しと言えます。如何に天然の歯が大切かが身に沁みるのは、こうした人工物のメンテや再製のたびに感じ、そして後悔する事になります。天然の歯を失うということは、好き嫌い無く何でも食べられたのが、当然ながら人工物になれば制限が加わりますので、以前のように何でも食べられることが出来なくなる事を意味します。そしてその制限はより広がり、最後は食に対する欲求も失せてしまいます。

 

社会に出る前にこうした矯正治療を受診して治療を行なっているのと、そうでないのは、その後の人生の治療費にも大きな影響を与えます。調和の取れてない口腔器官は、虫歯、歯周病の治療から義歯またはインプラントへと高額な治療費が生じるばかりか、それに伴い消化器系への負担も重くなり消化器系疾患などの発症に繋がり、その治療費も加算され、トータルでは矯正治療費の数十倍になるということも認識しておくべきでしょうね。

 

こうした将来の自分の人生を考えると、歯並びの悪い人との結婚を最初から除外するという欧米人の考えもある意味で理解は出来ますね。

 

当院は、矯正歯科専門医院のため、完全予約制でお一人づつご予約をお取りしております。他の患者さんを気にする事無く治療をお受け出来ます。

 

お知らせ: 12月より第二日曜に続き第三日曜日も診療を始めます。

気になる歯並びや口元の相談は認定矯正専門医のとりす歯科矯正まで

TEL 0466-27-5050   E-mail to-ortho@shonan.ne.jp

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