最初で最後の経験?
本日一日働けば明日から待望の夏休みです。しかし、雨の予報が続いていますので、電車で出掛けるにはちょっと面倒な気もします。
さて、つい昨日のことですが、世の中色々な人がいるんだぁな~と云う経験をしました。一週間ほど前に電話で娘さんの歯並びのことで矯正相談の予約をされた方なのですが、予約当日に娘さんと一緒に当院へ来院されてきました。
いつもの初診相談者同様に問診票、当院のパンフ、専門医の選び方という漫画で説明しているパンフ等を渡し、問診票の記載をお願いしました。娘さん本人が問診票への記載を始めている中で、母親は当院のパンフの中の料金の部分のみを見て、いきなり受付へ来て自分の予定していた治療費より高額なので、本日はこのまま相談しないで帰りたいという旨の申し出でした。
今迄の長い経験の中でこんな患者さんは初めてのことで、私もその母親が何を言っているのか理解するのに一瞬間があったほどです。娘さんも呆気にとられている中、当院のパンフの料金制度のみチェックしてこの矯正歯科医院は高いと判断し、ここでは治療をやらないという決断をわずか2.3分で下された訳ですが、その判断材料が治療費だけというのも物凄いことですね。
どうも矯正の治療費が高いと考えている人が沢山いますが、逆に易いと考える人もまた沢山います。そこには価値観や考え方による差だと思われますが、前者は矯正歯科の治療に対して、看板さえ出ていれば臨床レベルは大差ないと考えている人で比較的体の健康というものに対して関心が薄いようです。後者は矯正医の臨床レベルの差が個々により明確に違う事を知り、体の健康や予防にも関心が高いということだと考えます。
一生自分の天然歯で過ごすということが、どんなに重要なことなのかを真剣に考える必要があるように思います。
それにしても、この時間(約40分)がポッカリと空いてしまいました。本来当院では相談料金3500円が掛かるのですが、この相談者は勿論一方的なキャンセルにも関わらず、料金を払う意志など皆無だったようでそのまま逃げるように出て云ってしまいました。
世の中色んな人がいるものです。しかし、開業以来色々な患者さんをみてきましたが、こんな患者さんは初めてです。おそらく今後もこういった経験はしないと思いますが、一生忘れられない経験をさせて貰いました。