健診で感じる地域差 | とりす歯科矯正(大人のための矯正歯科専門医のブログ)

健診で感じる地域差


 昨日は、午後から3才半幼児の歯科健診を南保健センターで担当しました。藤沢市は1才半、2才半、3才半の乳幼児を対象に、歯科検診を行っています。昨日は、110数名の対象者に健診案内を出している中70名が南保健センターに来られました。

この70名を3名の担当歯科医で健診するのですが、私が担当した幼児で虫歯のある子供はいませんでした。この乳幼児健診は、藤沢市では南と北の2カ所に保険センターがあり、どちらも健診を行っています。

長い事この健診に携わっていますが、この北と南の地域差というものを健診の度に強く感じます。それは虫歯の罹患率、虫歯予防、歯並びに対する意識に現われているように思います。

まず虫歯の罹患率ですが、南の保健センターで健診した乳幼児には、ほとんど虫歯を見ないほど口腔清掃も良好で、付き添いの多くの母親も虫歯がないのが当然という意識が強く、予防や将来の歯並びに関することの方に関心があるようで、歯並びに関する質問も多々有ります。

しかし、北の保健センターでは虫歯に罹っている幼児を沢山見ますし、今ではまず見る事が出来ないと云われるランパントカリエスという広範の虫歯に罹患している幼児もたまにいます。そんな中で予防や歯並びに関する質問も少なく、指しゃぶりをどうすれば辞めさせられるか?といった質問程度で、すでに相当な重症にも関わらず、指しゃぶりを辞めさえすれば自然に治るという意識を持っているようです。

これが南の保健センターでの健診では指しゃぶりがなかなか辞めることができないが、やはり将来的には矯正治療が必要ですか?といった質問にかわります。

南地区の方が北地区に比べ、歯科に関する情報や知識が豊富なのは確かなように思いますが、こういった意識や知識の差は、どこから起きるのでしょうかね?