混迷する矯正歯科界 | とりす歯科矯正(大人のための矯正歯科専門医のブログ)

混迷する矯正歯科界


 たった今、日本矯正歯科協会学術大会そして本日午前中は日本矯正歯科専門学会に出席して先ほど戻ってきました。

今回も色々と勉強になりましたし、刺激も受けました。毎日の臨床にまた頑張ろうという気持ちが改めて湧き出てくる毎年のこの学術大会です。

昨日は6時に講演は全て終了してから懇親会、そして2次会と流れてホテルの部屋へ戻ったのは、12時少し前結構速く戻ったのですが、飲み過ぎたせいか、ベッドに少し横になり風呂に入る予定だったのですが、ふと目覚めると朝の6時と不覚を取ってしまいました。

慌ててシャワーを浴び、7時に朝食を、そして部屋に戻り荷物の整理をし、チェックアウトを済ませて、日本矯正歯科専門学会の会場へ向かいました。

午前9時に始まり5分間の休憩を一度取り、午後12時までぶっ通しで終了。そのまま帰宅の途につき、つい先ほど午後3時頃に無事自院まで戻ってきました。

毎回楽しく刺激を受ける大会ですが、矯正歯科界を取り巻く環境はかなり厳しいものがあります。それは専門医(専門医制度による臨床試験に合格し臨床レベルを担保された矯正医)でない、一般歯科医が矯正歯科の看板を掲げて研鑽不足の未熟な技術で治療を行っている数が余りにも多いという現状です。

日本全国で専門医として臨床試験に合格している矯正医は450名程度ですが、矯正歯科の看板を上げている歯科医院は、都内だけでも2万数千軒も存在します。圧倒的多数の臨床レベルが不足した歯科医が実際に矯正治療に手を染めている事実を、一般の国民はほとんど知らないという事実は、今後大きな社会問題となることが予測されます。