矯正の治療費は高い?
統計を取った訳ではありませんが、当院に矯正相談に見える患者さんの2/3の患者さんは矯正の治療費が高いと感じているようです。その2/3の中のさらに1/3の患者さんは、歯並びが体の健康とその予防にいかに大切かを理解した方は、逆にこの治療費が安いと考えるようです。
しかし、残り2/3の患者さんは、矯正治療費が高いという認識は変わらず、結局もっと安い治療費でやってくれる歯科医院へ行くようです。しかし、この2/3の患者さん達は、ブランド物を持ち、車を所有している方々がほとんどです。日本での矯正専門医(臨床試験を合格している矯正医)の治療費は平均的に軽自動車の価格程度です。アメリカの矯正専門医の医療費はアメ車のフルサイズの価格と同じ程度です。
しかしながらアメリカ人は車より先に矯正治療を優先するのが常識ですが、日本では逆です。
残念ながら日本人には、健康やその予防よりもブランド物や車を買う事を優先する考え方のほうが強いようです。なぜそういった考え方が出来たのかは、健康保険制度に起因すると考えられます。
すなわち、病気になれば、この保険で一部負担(自己負担が安い)だけをして治療を行うということが当たり前のこととなっています。しかし、この保険制度には色々な制約があり、最新の医療法や材質を用いた治療はほとんど適用外となっていて、保険治療では行えないのが現実です。
そして高齢化に伴い、健康で元気な老人ではなく、病気を持った老人が年々増加して、この医療費も年々増加傾向にあり、いずれ医療費が不足してしまうのは明らかです。
健康を維持し、予防するのは口という器官が正常に機能することが不可欠なのですが、その機能を改善するよりも、ブランド物や車を選択することは、将来疾患を持った高齢者になる可能性が非常に高くなるのですがね。